2005年12月17日(土) |
■セパレート・テーブルズ |
ホテルオーナー役の久世さん目当てで。 後、鈴木裕美がほれ込むのだから、どんなよという好奇心から ラティガンまつりに行ってきたのですが、 、、、えーと。
簡単な粗筋。イギリスにあるリタイア向け(あんまり高くない)の長期滞在ホテル。 そのオーナー(やってることは管理人さんレベル)と逗留客とのこまごま。
一幕目。冬。このホテルにはふつりあいな美しい女が来る。 その彼女の目的とは?
初め、登場人物の紹介もなかなか進まず、どうしてくれようとか思っていたら、 結局、オーナのコイビトのと、よりを戻しに来たのであるという、、、、 それが、1時間45分えんえんと、語られるのですよー。
しかも、オーナーはさておき、
男:昔は書記官とかして、将来を有望されていたが、暴行未遂を起こして、牢屋に入り、 後は転落の一途。今は、労働党の政治記者で、ホテルの滞在客から、無礼な奴として、 嫌われている。エキセントリックでメランコリック。
女:いわいる上流階級のお嬢様で、男が云うところの、頭、カラッポさん。 ついでに、ちやほやされるのが、当たり前だと 思うフシあり。その自分の今までの崇拝者の中で、毛色の違うタイプで、ある男に恋をするが、 優位に立ちたい為に、小さな嘘を繰り返していき、そして、、、という自滅タイプ。 現在二度目のリコンが成立し、慰謝料で悠々自適。
で、色々な葛藤の末、この二人、最終的に、よりを戻すのですよ!!
ふうん、ちゅうか。私的にはなんでやねん?(ノ`´)ノミ┻┻ いや、お互いのアヤマチを認め合って、許し合って、お別れするんだったら、 ほうほうで終わるんだけど、えっ?情熱の赴くまま、ケッコンして、破綻して、 そいで、あんまり変わってないのに、もう一度、結ばれて、 うまくいくんかいっっっ。 どうでも、いい、感情移入が出来ないカップルの痴話ゲンカを長々と見せられるのって、 くつー。 他のお客さんも、それでいいんだ?みたいなことを云っていた。多分、このことだろう(笑)
それに比べて、二幕目。
夏。宿泊客が見つけた地方新聞の小さな記事は、ホテルに破門をなげかける。 1時間25分の方が、面白かったですよ。
母親に頭の上がらない30前半の仕事にもいけないムスメと、 自分を詐称していた紳士が、少し正直に生きられるようになるまでのヒトコマ。
オーナー久世星佳も、出番があったし。(笑) チャイナ風のスリットの入った、ブルーのワンピが、美しかったわ。 ただ立っているだけで素敵な女優って、いいなあ。
イヤ、本当ね。もうちょっと、コンパクトに纏めてくれると良かったんだけどさ〜 ちょっとくたびれたホテルの逗留客と、オーナーの話。 ツボのはずなのになあ。なんでやねん。
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