アナウンサー日記
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2001年03月17日(土) |
英語の話・・・ その6(2次試験結果) |
英検2級・2次試験の結果を知らせるハガキが、きょう自宅に届いた。
結果は・・・33点満点中、21点。19点以上が合格点であるから・・・つまり、「合格」である。(きゃー!!やったー!)
点数の内訳は・・・アティチュード(態度)が3点満点中2点、リーディングが5点満点中4点、Q&Aが25満点中15点、合計21点であった。自分では、リーディングとアティチュードは満点のつもりだったので(わはは)、ちょっと意外だったが(←よう言うわ)、まあなにはともあれ、合格は合格なので、良かった良かった。
それにしても、ワタシは一連の英検準2級・2級試験の受験に当たり、これまでの日記を読んでいただいた通り、勉強らしい勉強をちーっともしなかった。したことと言えば、試験の直前に、それぞれの試験の過去の問題を解いて時間配分を研究したのと、若干の基本熟語(多分高校1年レベル)の暗記くらいである。 つまり、世の中には、本当に様々な「英検用」の問題集や参考書、通信教育、英会話教室が溢れているが、ワタシはそういったものにほとんど頼ることなく合格できたということだ。それは「ワタシが勉強の必要がないほど英語が得意だった」ということ・・・では決してない。
一般的に英検2級では「約5100語レベルの英語力が必要(某通信教育ほか)」と言われているが、ワタシの単語レベルは、はっきり言って中学生なみである。だが、1次試験のペーパーテストで単語・熟語問題は全滅状態でも、長文読解とヒヤリングで点数を稼ぐことで合格し、2次試験もノリと要領の良さで何とか乗り切った(爆)。だが、何度も言うが、内容はどうあれ合格に違いはない。
TOEICなどと比較して、「英検は単語力だけの試験」と半ば否定的に決め付ける向きが多いのだが、その意見は、英検という試験を一面的にしか捉えていないと思う。現にワタシは単語力がなくても(あんまり何度も言ってるとムナシイ・・・)合格できた。このことで、実は英検こそが、英語の総合力を見るのに最適な試験といえるのではないだろうか。読解力と要領の良さしかない人でも、長所を生かしきれば受かっちゃうのだから。ワタシには、むしろTOEICやTOEFLの方が準備勉強をしやすい(対策を立てやすい)形態のように思えるのだ。その分実は受験勉強慣れした日本人にはくみしやすいのではないか。受けたことないけど・・・(←コラコラ)。
一方、ワタシは自分の英語力については、まったく自信がない。英検2級ホルダーのイメージと自分が合わないのだ。ワタシの脳裏には、去年、会社の仕事でヨーロッパに行ったときの添乗員さん(女性)の、すばらしいイングリッシュがはっきりと残っている。彼女は「英検2級です」と控えめに言っていたが、小さい体で大柄な欧米人に一歩も引けをとらずに言葉を交わし、時には喧嘩口調で堂々と交渉をやり遂げていた。その姿は鮮烈であった! ああ、ワタシも外国人と英語で喧嘩ができるようになりたい(なんだそりゃ・・・)。同じ2級ホルダーでも、彼女とワタシとの間には、「天と地」ほどの差がある。それは、「仕事で英語を使っている人間」と、「とりあえず試験にパスすることが目的の人間」との決定的な違いだと思う。
だが、ワタシの英語への挑戦は、まだ始まったばかりである(まだなにもしてないかも・・・)。
次の目標は、前述の通り、6月の準1級・1次試験ペーパーテストだ。今度はかなり手ごわい。大学で英語を専門に勉強している学生ですら落ちるような難しい試験だ。
だが、ワタシ的には「楽しく、最小の努力」で、乗り切っちゃうつもりなのである。
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