色んなひとが指摘していると思うが、これはもう原作漫画版「鉄腕アトム」そのまんまの世界だ。無論、盗作などではなく、スピルバーグの（あるいはキューブリックの）手塚治虫へのオマージュと考えるのが正しいだろう。


　さて、午後９時４５分からのレイトショーだったので割引料金の１２００円で見たが、充分モトは取ったと思う。それこそ魔法のようなＩＬＭの美麗映像だけでも、見る価値がある作品だ。

　もっとも、手放しで誉める訳にはいかない。

　この映画では、世界でただ一体、ひとの心を持ってしまった少年型アンドロイドが主人公なのだが、どう見ても他のロボットたちも充分個性的で、感情がありそうに見えてしまうのだ。このあたり、アニミズム溢れた日本的ロボット感に影響を受けすぎているような気もする。それから・・・これ以上はネタバレになるのでやめとこう（笑）。


　あ、忘れてた。「テディ」最高！！　あれ欲しい！！

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