アナウンサー日記
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2001年08月22日(水) 映画「ドリヴン」を見た。

 面白かった。今のところ個人的には、この夏イチオシの映画である。


 ストーリーは単純そのものだが、たたみかけるような映像の密度、絶え間なく流れる音楽、見たこともないカーチェイスの演出、どれをとっても一級品だ。エンディングまで一気に見せてしまうパワーに満ち溢れた傑作だ。

 恥ずかしい話だが、ワタシは最初の5分間くらいは、フラッシュバックのように次々切り替わる映像のスピードに、目と頭がついて行かなかった。観客を甘やかさない映画なのだ。これでもかこれでもかという音と映像の洪水で、序盤から観客を時速300キロを超える世界に引きずり込んでいく。


 圧巻は、レーシングカーによる、市街地のカーチェイスシーンだ。あれどうやって撮ったんだろ? ところどころCG合成と分かる部分もあるのだが、本当にやってるとしか思えないカットも結構あった。映画「マトリックス」の特撮をさらに一歩進めたテクニックも使われているということだが、さもありなんと言う感じ。ハリウッドの映像技術の進歩は、とどまることがない。


 それにしても、スタローンは観客を乗せるのが上手い。レースの面白さを改めて教えられた思いだし、単純に、頑張ってるひとが成功するのは気分がいい。そう言えばこの映画では、登場人物すべてが幸せな結末を迎えるのだけれど、そんな映画もなかなかないよなー。まあ、ケチをつけようと思えばコマゴマあるのだけれど、後味が良かったので全部目をつぶることにする(笑)。




 さあ、後は「パールハーバー」と「猿の惑星」だ。あ、もうすぐ「カウボーイビバップ」も公開か(これが本命!)。


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