アナウンサー日記
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2001年09月20日(木) 映画「YAMAKASI」を見た。

 NBCの招待試写会で見た。たまに映画をタダで見るのもいいもんだ。でも、タダで見ちゃうとちょっぴり批評しにくいかな(爆)。

 だが、今回の「YAMAKASI」については、割と楽しめたので何だかホッとしたりする(笑)。見に行こうかどうか迷っている人には、「行きなさい。ただし、何の事前情報も仕入れないこと」と言っておこう。事前情報で頭をいっぱいにしておくと、恐らく期待を裏切られる結果に終わると思うからだ。予告編やHPの「超クール」な雰囲気は、はっきり言って本編の作風とはズレていると思う。


 「レオン」「フィフスエレメント」・・・など、幅広い作風で知られるリュック・ベンソン監督の最新作「YAMAKASI」は、恐らくこれまでの監督の作品の中でもっとも低予算で作られた映画だと思われる(笑)。

 予告編やHPを見て、ハリウッド映画ばりのスーパーアクションを期待して見に行ってはいけない。これはペーソス溢れるヨーロッパ映画、しかもフランス人監督の作品なのだ。派手な音楽やCG映像で観客の度肝を抜くタイプの映画ではないのである。

 見所は、7人の「YAMAKASI」(コンゴ語で超人の意)が、鍛えられた肉体で縦横無尽にビルをよじのぼり、屋根から屋根を駆け抜けていくシーンの数々だ。多分映画の3分の1くらいは、そういうシーンである。ネタバレになるのでそれ以上は言わないが、フランス映画としては(というほど見てないけど)ストーリーはかなり単純な部類だ。でも、勧善懲悪モノなので日本人好みかも。


 それにしても、カッコ良過ぎる予告編やHP(特にHP)と、どっちかというと泥臭い本編との「ズレ」がとても気にかかる。「見せんかな」の行き過ぎた手法による前宣伝は、かえって逆効果だと思うのだが・・・。本編が面白かっただけに、そう感じられるのかもしれない。


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