アナウンサー日記
DiaryINDEXpastwill


2003年01月09日(木) 映画「ゴジラ×メカゴジラ」を見た。


 『砕け散るまで戦え!』(宣伝コピー)




 同時上映の「ハム太郎」を娘に見せる口実で見に行った(そういう親は多いと思ふ)。


 ずばり、面白かった・・・昨日見た「マイノリティ・リポート」よりも(爆)。あまり期待してなかった分、いい拾い物をした感覚で嬉しい(^。^)


  今回のストーリーは、なんと「初代ゴジラ(1954)」の続編である。主人公は天涯孤独な婦人自衛官。ゴジラ襲撃の際、誤って仲間を死なせてしまった彼女は閑職に追い込まれるが、やがて自衛隊が誇る最新兵器・メカゴジラの操縦者となるのだ。演じるのはグラビア・アイドルの釈由美子。今までこの人にはほとんど興味が無かったが、凛としたいい演技をしていたと思う。

 で、作品中ではこのメカゴジラのことを「機龍」と呼ぶ。自衛隊内の特別部隊の名称は「機龍隊」である。このあたりの感覚が非常にクールで、心地よい。


 クライマックスで主人公が「行くよ!機龍!!」と呼びかけながら、異様に強いゴジラに飛び込んでいく様は、鳥肌の立つカッコ良さだった。他にも、主人公と小学生の女の子との友情など「萌え〜」な要素を散りばめつつ、機龍が作られた背景の説明などもキチンと行う、いい脚本だったと思う。1時間28分という上映時間も物語にいいテンポを生んでいた。


 惜しむらくは・・・今回、悪役のゴジラがあんまり怖くなかったこと。特に巨大感の演出は相変わらず下手というか・・・。いい加減に、ゴジラが海から出てくるシーンだけはCGでやるべきではないか。だって、着ぐるみのゴジラが海から出てくると、口からしずくがボタボタ落ちるのが見えて、興ざめなんだもんなー(T_T)

 


(以下、「村山早紀HP風の丘通信・掲示板カフェかもめ亭」より編集して転載)


 余談だが、同時上映の「ハム太郎映画」の絵コンテ・監督は、あの(!)出崎統さんだった。出崎さんと言えば、「あしたのジョー」「ベルサイユのばら」「ブラックジャック(OVA)」などなどを手がけた大巨匠・・・!! なんと幅広い方なのだろう。そう言えば、物語の冒頭で、出崎&杉野演出お得意の「水彩チックな止まったカット(分かるかな?)」がいくつかあったなー。ハム太郎なのに(笑)。

 宮崎駿さんが最近なんだか「人間国宝」みたいになっていく一方で、相変わらず出崎さんは「アニメ職人」なのであった・・・。


 ちなみに、映画は「ハム太郎」から見たのだが、うちの3才児は、30分しか集中が続きませんでした(T_T)。トイレに行きたがったり、走り回ろうとしたり・・・。続いてのゴジラは予想通り「こわい」と言い出したので、妻と一緒に途中退出。おかげでワタシひとり、ユックリ見ることができたのだった(^_^;)。

 


メインページへ→ |HomePage

My追加