アナウンサー日記
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2007年01月06日(土) 高校時代の話

高校時代は、学校をよくさぼっていた。

県立の地元進学校にそれなりの好成績で入学したが、ちゃんと通ったのは最初の1年間だけだ。
希望して入った高校だったが、大半の教諭たちの公務員然とした態度と、あまりにもコドモ(に見えた)同級生たちに失望したのだ。

(※あくまで、高校時代に考えていたことです。もし当時の関係者の方が読まれていたら、気を悪くされるかもしれませんが・・・今では、当時の自分は狭量で視野の狭い部分も多々あったと、自覚する部分も多いです)

だが一方で、「高校は卒業しとかないと後々損をする。大学にも行きたい」という、現実的な考え方も持ち合わせていた。
2年生になってからは、欠席日数をメモ帳につけて留年しないように注意しながら・・・朝から学校をさぼったり、昼から帰ったり、出たくない授業だけ屋上にエスケープしたりしていた。
今考えると、信じられないことをやっていたものだ。

自分がその頃一番知りたかったのは「なぜ自分が生まれてきたのか」とか「宇宙の仕組がどうなっているのか」であった。
私としては哲学的な命題について同級生たちと議論したかったのだが、彼らの頭の中は、テレビ番組やニューミュージック、運動部のかっこいい男子や可愛い女子のうわさ話、中間テストやらでいっぱいであった(まぁそんなもんだよなー)。
当然のごとく、次第に「変人扱い」されるようになった私だが・・・授業中、屋上に寝転がって文庫本を読んでいた私の姿は、皮肉なことに、当時高校生に大人気だった尾崎豊の行動そのものであった。

2年生の夏休み近くだったか、クラス担任と校長に前後して呼び出され、「まじめに授業を受けろ。大体授業を受けないでどこに行ってるんだ!」と注意された(当然ですな)。
私は「いま僕にとって大事なのは、勉強よりも、世界の仕組を考えることです。学校にいないときは、大体、本を読んだりしています。悪いことは何もやってないんで、心配しないでください」と答えた(変なヤツ・・・)。
先生方は「高校は義務教育じゃないんだから、辞めてもいいんだぞ」と殺し文句を言ってきた。
「義務教育じゃないんだから、先生も僕を無理に通わせようとしなくてもいいんじゃないですか?」と私が平然と答えると(嫌な高校生じゃ・・・)、先生方も唖然として言葉を失った。

それ以降、私が無断で学校を欠席しても、学校から自宅に電話がかかってこなくなった。

その点については、とても感謝している。


続きは気が向いたときに。


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