アナウンサー日記
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2007年01月14日(日) |
『吉村作治の早大エジプト発掘40年展』 |
長崎歴史文化博物館で開催中の、早稲田大学創立125周年記念『吉村作治の早大エジプト発掘40年展』(NBC長崎放送主催)に行ってきた。
早大エジプト調査隊40年の歴史は、そのまま吉村作治さんの研究の歴史でもある。 何しろ、吉村さんが研究を始めるまで、日本に「エジプト学」という学問は無かったのだから(!)。
私は入場してすぐ、一冊の本の展示に目を吸い寄せられた。 吉村さんがエジプトに興味を持つきっかけとなったというその本は、私にとっても、小学生時代の愛読書のひとつだったからだ。 講談社ひみつシリーズ「ツタンカーメン王のひみつ」(ハワード・カーター)。 図書館には必ず置いてある本なので、子供の頃に読んだことがある人も多いと思う。
戦後の混乱期、いじめられっこでクラスに馴染めなかった10歳の吉村少年は、図書館でこの本に出会い、将来エジプトに行くことを誓ったという。 なんて運命的な出会いなのだろう。
一方、少年時代の私は、残念ながら吉村先生ほどピラミッドに対し一途な感情は持てなかった。 私の場合、ピラミッドと同じくらい、ほかのひみつシリーズ・・・「コンチキ号の冒険」や「FBI」「恐竜物語」にも心を奪われたからだ。 思えば子供の頃から、浅く広く・・・色んなことに興味を奪われがちな人間だった(^_^;) だから私は、色んなモノやヒトに出会えるマスコミの世界を選んだのかもしれない。
それにしても、吉村さんの著者やブログを読んでいると、「人生は一度きり」という言葉が何度も出てくる。 「だからとても忙しいし、無駄な時間は無い」 「私は強運の持ち主だが、運命の女神の前髪をつかむための努力は惜しまない」
その通りだ。 ご飯を食べて寝るだけの日々じゃ、なにも変わらない。
また、背中を押された気がする。
今週金曜日、吉村さんは私のラジオ番組にゲスト出演していただくことになっている。 金曜日が来るのが、とても楽しみだ。
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