おてんきや日記
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2003年10月12日(日) 一人の時間に考えたこと

3連休、夫と娘はキャンプに出かけていった。
私は、仕事を抱えていることと体調があまりよくないことから、今回はキャンセルして一人お留守番。

一人の時間をもてあまし、テレビをつけてみた。
ふだんはめったに見ることのないテレビドラマなんて見てしまった。

ストーリー自体は、ありがちな内容だったように思う。
保育園に通う5歳の娘を持つシングルマザーが、娘のためにと必死に仕事しようとすればするほど、
娘はお母さんとの距離を感じ、「私がいてはお母さんが一生懸命お仕事できない」と家を出ようとしてしまうお話だった。

不覚にも、この単純なストーリーで私は泣けてしまった。
自分の娘と、テレビの中の娘が重なってしまったのだ。
お母さんがお仕事に一生懸命になればなるほど……。
自分と重なってしまった。

仕事と家事に追われ、本当に娘とちゃんと向き合っていられてるのだろうか。
忙しがって、ちゃんと話しを聞いてあげられていないことはなかったのだろうか。
私が仕事をすることで、寂しい思いをさせていることはないのだろうか……。

仕事をしていても、忙しくても、
子供と向き合えていれば、子供はしっかりと親の背中を見て成長していく。
ドラマの中でも、そのような締めくくりになっていたと思うし、
私自身もそう考えている。

でも、毎日忙しく流れる時間の中で、
いつもいつもそう寛大な気持ちでいられるとも限らない。
疲れているときもあれば、イライラしているときもある。
そういう母親の気持ちを、子供は敏感にそして純粋にすべて感じている。

人間だから、そういうときもあるよね。
せめて、そんな自分に気がついて、「ごめんね」と抱きしめてあげよう。
そして、1日の中で少しの時間でも向き合ってお話しする時間をつくろう。
家事をしながらでも、耳を傾けることはできる。
大切なのは、私自身の心のゆとりなんだと思う。

たまにはテレビもいい。
家族のいない一人の時間、改めて自分のあり方について考えさせられた。
夫と娘が帰ってきたら、たくさんたくさんキャンプのお話を聞かせてもらおう。
そして、少し成長して帰ってくるであろう娘が、待ち遠しくなった。


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