おてんきや日記
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短納期の仕事って本当に難しい。 時間までに終えなきゃいけないプレッシャー。 でも、だからといって粗雑な原稿を仕上げるわけにはいかない。
何回も見直したり聞き直したりする時間はないから、最初の1発目の聞き取りでほぼ完成に近いレベルに仕上げる。 納期を考えると、聞き直しはできても1回かな。 表記や句読点も、あとで訂正しなくてもいいようにかなり気を付けて、かつ入力スピードを考慮しながら作業を進めていく。
納期の短い仕事は、その人の持つ実力がそのまま反映されるのだと思う。 仕様に対する理解や聞き取り能力、そして文章に対するセンスというか直感というか、そういうものがそのまま表れてしまう気がする。 短納期でレベルの高い原稿を仕上げるには、1回の聞き取りでどれだけ完成度の高い原稿を作れるかということ。 そのためには、やっぱり日々言葉に対する感覚を研ぎ澄ましておく必要があるのだと思う。
丁寧に時間をかけてできる仕事のほうが、もちろん好きだしやりやすいけど、自分に対する実力試験を受けるかのような短納期の仕事も私にとっては必要。 こうやって負荷をかけることで、自分の実力を知り、強化すべきところを知る。 「ただやるだけ」では、成長しないもんね。 トレーニングの過負荷の原則と全く同じこと。
さてさて、また短納期の仕事がやってくる。 この緊張感が、結構好きなのかもしれない。
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