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昨日の続き
2005年02月04日(金)

正式には
「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律」
と言うらしい
以後、「外来生物法」と呼ぶ事にします
詳しくは環境省の「外来生物法」のページへ
http://www.env.go.jp/nature/intro/3shiryou.html

まぁかなりバス養護よりの話になってしまったと思う
もちろんバス釣りが好きですからね
しかし、言いたい事の本筋はそこじゃないんです

今までも外来種の問題は取り上げられてきたはず
時間を掛けて積み重なった問題は
否定肯定ともに複雑であり根が深い
これに対し選定された生き物と選定されない生き物
選定された理由、その調査、生息環境の判断等々が
急ぎすぎた故に無理があるのではないか?
そう言いたいのであって

間違えても「バスがリストに載らなきゃ何でも良い」
なんて言う気は更々無いのです

ただ、感情的になりすぎてはいまいか?偏りがないか?

気になった記事
http://www.mainichi-msn.co.jp/search/html/news/2005/01/31/20050131ddm016040079000c.html

駆除が第一の目的ではないのでは?
条例にて駆逐を行っているところはありますが
今回の法については被害防止法であって外来生物駆逐法ではない
記事の概要は各地域の駆逐についての話であって
外来生物法の記事ではないと思います

小さな池や沼の水を全て抜いて駆除ともあります
在来の水生生物も駆除しているわけです

ここで環境省の「外来生物法」のページから抜粋すると
・防除された特定外来生物は、特定外来生物の種類ごとに公示される防除の方法に沿って取り扱われることになります。(Q&A Q11より)

まだ駆除とは言っていないわけです

さらに
・特定外来生物の防除活動に参加したい場合は、主務大臣の認定を受ける必要があります。(地方自治体の場合は確認を受ける必要があります)(Q&A Q10より)

これは勝手に防除活動をしないことと読み取れます


今後、防除対象になる可能性は大きく
防除方法が駆除とされる場合もあります
ただし、地方公共団体の防除活動は
主務大臣の認定を受けなければならない

これをふまえたなら外来生物法を最初に書いた上で
駆除と言うのはちょっと早いのではないでしょうか?
この記事により誤解を招くおそれがあります

さて、バスのリストアップにあたって
http://www.mainichi-msn.co.jp/search/html/news/2005/01/21/20050121dde041010061000c.html

オオクチバス小会合にて選定の半年先送りが決まった矢先
大臣の発言で選定が決まっちゃった記事
「バスは法律の目玉で、まず指定することが望ましい」
え? 目玉だからって そんな・・・ って感じ
正直、偏った判断だと思ってしまいました

などなど、規制をされることに対し 
あーだこーだと言ってみましたが

バスを養護する側もバスが、いや バス釣りが与えている影響を
冷静に受け止めなくてはならないと思いますよ
昨日も書きましたけどマナーの悪い釣り人が目に付きます
バスを釣る人間の人口が多いのなら目に付く事も多いはず
禁じられている無許可の放流もありますよね
こういうことって規制に拍車を掛けます

マスコミがいくら偏った情報を流していて
悪い部分だけクローズアップされていると感じても
火のないところに煙は立たないのですからね

自分は違うマナーは悪くないという人
個人の話をしているんじゃないです
全体を見渡してバスが、バス釣りがどう思われているかなんです

私個人としては 別の方法で規制をした方が良いと思います
無断放流に対する罰則、自然界へゴミを捨てることへの罰則
こういったものなら大歓迎です
その上でクリーンに釣りをしたらいいと思います

感情にまかせた駆除とか
誤った認識によるバスや釣り人への迫害は歓迎しかねますが

ただね、擁護派も規制派ももう少し頭冷やしたらいいと思う

何が問題なんでしょうか?
どうしたら解決するんでしょうか?
冷静に話し合えた事は無いのではないかな?

私は今の問題に対しては擁護派でも規制派でもありません
ただ、表だって突っつきたくなる情報は規制派の方にあり
自分がバスを釣る事もあって擁護派の良くない部分も見える

ようはこの法律自体あまり意味がないのではないかと
本質はもっと違うところにあるんじゃないでしょうか?



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