朝、めざましテレビで、蜷川幸雄が監督の映画、「青の炎」の宣伝してまして。 蜷川は気になるが、二ノ宮君とあややが主演というのが引っかかっていて、 見に行くべきなのか行かないべきなのか悩んでいたので、参考にしようかと。
その放送中、作品を見た映画関係者の方々の、歯が浮くような絶賛コメントが いくつか紹介されまして、主演の二ノ宮君の演技については、特に皆さん、
「まるで●●の映画の、▲▲を彷彿とさせるような演技」
という、私が最も陳腐で恥ずかしいと憎んでいる典型的パターンのコメントをしていて、 なんだか気持ち悪かったです。
ジェームス・ディーンだ、マット・デイモンだ、と外国人の名前があがる中で、
『太陽を盗んだ男』のジュリーを彷彿とさせる瑞々しい演技
というコメントには、思わずのけぞりました。 『太陽を盗んだ男』の沢田研二は、私も大好きですが、…瑞々しいか? どちらかというと、ぎこちない、といった方が…。モノは言い様…。
確かに、只のアイドルの映画出演、というには上手だったし、あの狂気を孕んだ 迫真の演技は、技巧を超えてエネルギッシュで、凄く格好よかったですが。
蜷川サンが監督で、アイドル映画にありがちな、学校の文化祭かお遊戯会か、と いうような、目を覆いたくなる演技をさせる訳がないので、結構よかったという ことなんですかね…。
結論。テレビで放映されたら見ようと思います。
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