今日は みどりの日。国民の祝日です。
一定年齢以上の人は、4月29日が昭和天皇の誕生日だということを、 当然知っていますが、(16年前までは、天皇誕生日だったし) 平成生まれの子供の中には、知らない子も多いんだろうな。
ところで、なんで「みどり」なんですかね? ちょうど新緑の季節だからか?
確か、平成元年に「みどりの日」が制定された当初は、 「激動の昭和という時代を記念して」 とかなんとか、 言ってたような気がするんですが。「みどり」関係ないし。
まあ、昭和天皇といえば、それまでの天皇制のあり方を覆して、 「現人神」から「象徴天皇」になった方で、非常に微妙な部分も多く含んで いるし、各方面を刺激しないためにも、「時代の象徴・昭和天皇の誕生日」 って図式を、あんまり全面に押し立てて盛大にお祝いするのも、 憚りがあるんでしょうかね。
色々調べてみたところ、「みどりの日」のオフィシャルな内容としては、
「自然に親しむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむ」
という、判ったような判らんような説明が載っておりました。 あくまで、法の上では、昭和天皇は関係ないらしい。
ちなみに、明治天皇、大正天皇、昭和天皇、といった呼称はあるが、 「平成天皇」という呼称は、正しくないのを、ご存知?
あれは、天皇が崩御された後(=退位された後)の呼称なので、 ご存命中(=在位中)は、「今上(キンジョウ)天皇」 が正解。
皇室独特の行事や、皇族の方のお名前や幼名って、若い人では、 意外と知らない人、多いのね。 一応日本の象徴、と謳ってるんだから、右とか左とか、思想的な問題に 関係なく、もうちょっと、みんな知っててもいいと思うんだけど。
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