| 2003年07月13日(日) |
捩れた偶然の果てにある白夜の風景。 |
人生はめぐりあいだ。 僕は人生で一度だけ運命の人に出会ったが、はぐれてしまった。
またまたビデオ鑑賞。スペイン映画を1本。 「アナとオットー (ANA+OTTO)」 http://www.minipara.com/movies99/ana-otto/index.shtml
前から読んでも後ろから読んでも同じ読みになる名前の、アナとオットー。 きっかけは、オットーが教室から飛ばした紙飛行機のラブレター。 8歳の出逢いの瞬間から、重なり縺れあう偶然の連続によって、 2人の運命の歯車は、クルクルと廻る。
アナの母親とオットーの父親が結婚し、2人は兄妹に。 少年と少女に成長した2人は、お互いに惹かれあっている。
「窓を開けて待っているわ。」 アナからオットーに渡されたメモに綴られた言葉。 2人の幼い秘密の恋は、時に危うい緊張感をもって描かれる。
やがて、オットーの実母の死によって訪れる、運命の綻び。 アナとオットーは、繋いだ手を離してしまう。
一度はひき裂かれながらも、再会を望む2人。 偶然はそんな2人を後押しするかのように訪れながら、 あと一歩のところで、手が届かない。
やがて、2人は思い出の地、北極圏へ。
「偶然」によって時に後押しされ、時に阻まれる運命。 淡々とした語り口と、映像の美しい、印象的な場面が多いせいか、 おとぎ話のような、寓話的な色合いが強く感じられる作品でした。 アナとオットー、交互に切り替わる2人の視点で語る構成も 斬新さは大してありませんが、絶妙。
救いようのないラストと、極めて温度の低く現実味の薄い 作品全体の雰囲気で、評価が真っ二つに割れそうな感じですが。
私はこの作品、結構好きです。 幼少期と少女期のアナが可愛かったしね。
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