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2003年08月09日(土) ビーシャビーシャ。

 台風で凄い暴風雨の中、赤坂ACTシアターまで行ってきました。

「VLLA VILLA(ビーシャビーシャ)」http://www.ints.co.jp/villavilla.htm

 アルゼンチンで生まれ、ブロードウェイでも公演された
一風変わったミュージカル。

 テレビでも頻りと特集を組み、派手に宣伝していますが、
ワイヤーで吊るされたパフォーマー達が、壁を駆け回り、
時にオールスタンディングで見上げる観客の間に降り立ち、
天井から大量の水が観客にも降り注ぐ。
観客と出演者が一体となる、興奮のパフォーマンス。


 パフォーマンスは、文句なく凄かった。
鍛え上げられた肉体と、スピード感溢れる動き。
時々見せる緩慢な動きも、緊張が身体の細部まで
行き届いているのが、離れた観客にも伝わってくるようで、
あっという間の90分。


 ただ、素直に凄く面白かった、とは言えない印象があるんだよなあ。
確かに楽しかったんだけど、あれだけのパフォーマンスなら、
観客次第で、もっともっと楽しめたんじゃないか、と思ったのね。

 観客参加型、という触れ込みだったので、お客さんは
ライブなどのイベントに慣れた若い人が多いのかな、と
想像していたのですが、意外と年齢幅の広い客層で、
オバチャンとかも多かった。


 開演直後、暗い場内でパフォーマーが登場する前は、
歓声があがったり、いい感じだったんだけど、幕が落ちて
本格的に始まると、みんな「観る」態勢になっちゃって、
拍手は起こっても、基本的に立ち尽くしている人が多いのですよ。

 パフォーマーが観客の間に降りてきて煽ると盛り上がるんだけど、
それも持続しない。どうやって盛り上がってのればいいのか、
よく判らなくて、楽しんでるけど戸惑ってる人が多かったような気がする。

 結構、踊れる感じの音楽も頻繁にかかっていたし、パーカッションや
足踏みを使ったパフォーマンスは、観客も一緒になって飛び跳ねても
よさそうな雰囲気だったのに、少なくとも私の周囲は、会場の隅の方と
いうことも手伝って、ライトが当たってる方向、歓声がより大きく
上がっている方向を、首を伸ばして見るだけで、あんまり身体が動かない。


 狭いスペースにぎゅうぎゅう詰めとはいえ、みんなが踊るなら
多少ぶつかったりするのは気にならないけど、動いている人が少ないから、
リズムとったり軽く踊ってた人も、横の人とぶつかったりすると
気になって動くのやめちゃうんだよね。

 しかも後半の方は床が水浸しなんで、飛び跳ねると、
紙ゴミ雑じりの水が周囲の人の足にもかかっちゃうし。


 そういった、みんなが興奮して参加していれば、それほど
気にならないはずの瑣末なことが、小心者の私などは、
すごく気になってしまった。
 

 島国育ちの慎ましやかな日本人には、まだまだこういった
イベントは、難しいのかなあ、と、純正日本人の私は思ったり。


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まめ。 [HOMEPAGE]