■ 日々の歩み。 ■
徒然の考察・煩悩・その他いろいろ発信中。

2003年09月21日(日) 祇園で7時。

 京都旅行初日。

 東京は生憎の雨模様。到着した京都も、肌寒い曇天。
しかも、東福寺に着いた途端、雨が降り出すし。

 そんな訳で、濡れそぼつ緑の中の、東福寺拝観と相成りました。
http://www.tofukuji.jp/index2.html

 東福寺の目玉は、通天橋という、渓谷に架けられた橋廊。
要するに、屋根の着いた渡り廊下ですが、眼下には多くの楓の木が
植えられ、秋には、目にも鮮やかな紅葉の風景が広がることで有名。

 9月下旬のこの時期は、紅葉にはまだ間がありますが、
黄色がかった木々の緑に、秋の気配が仄かに感じられて、
これはこれで、なんともいえない風情があります。

 ただ、純粋に風景としては、通天橋の上からの眺めより、
境内への入り口にある、臥雲橋から、通天橋を眺める景色の方が、
私的にはお勧め。しかもこっちは無料だ。
観光雑誌での東福寺の風景は、大抵この臥雲橋からの写真です。

 通天橋を渡った先には、開山堂という小さなお堂が。
ここの庭は、門を入って右側が池を中心とした築山風庭園、左側が枯山水の
庭園になっていて、ちょっと不思議な雰囲気があります。
右側の庭園は、こぢんまりと纏まっていて、広さの割に見応えがある。
そこはかとなく、中華テイストを感じるのは、私だけか。

 方丈の庭も鑑賞した後、清水寺へ。
前回来た時に、五条坂から上ったので、今回は清水道から。
途中、三年坂に寄り道し、文の助茶屋で、抹茶わらび餅を食す。
生のわらび餅なのですが、今まで食べたわらび餅の中で、1番美味しかった。
日持ちしないので、お土産に買えなかったのが残念。

 お腹も落ち着いたところで、清水寺の拝観。
相変わらず、商魂たくましいというか、観光客受けするお寺だ。
清水の舞台から、暮れなずむ京都の街並みを眺め、薄闇が広がる中、
三年坂・二年坂をブラブラ下っていく。

 この辺りは、京都屈指の観光名所だけあって、石畳の道の両脇は
お土産屋さんがビッシリ。観光客もビッシリ。

 途中、石塀小路に迷い込んだりもしましたが、街灯もまばらで
人通りも少なくて、昼間とはまた違った雰囲気で、なかなか。

 八坂神社をお参りして、7時に祇園で、Kさんと待ち合わせ。
Kサンお勧めの、花見小路のおばんざい屋さんで夕ご飯。
あの超高級お茶屋、一力亭の脇にあるのですが、アットホームな
雰囲気と、滅茶苦茶元気なオバチャンが、美味しい料理でもてなしてくれました。

 軽くお茶をして、花見小路をプラプラ散歩してから、ホテルへ。
京都にはよく行くのに、清水・祇園の辺りは、ほとんど行ったことが
なかったので、なんだか新鮮な感じでした。


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まめ。 [HOMEPAGE]