今日は、Kさんにお誘いいただいて、 渋谷のパルコ劇場で観劇。
で、その前に、ホテルでランチ。 最近妙にグルメづいてるんですけど、本日は和食。 セルリアンタワーホテル2Fの、「金田中 草」 http://r.gnavi.co.jp/g080505/
同ホテル内に、同じ系列店が2軒あって、もう一軒は正真正銘 超高級店なので、私如きが昼とはいえ、ホイホイ敷居を跨げるような お店ではないのですが、「草」はもう少しお手頃なお値段設定です。
まあお手頃とはいえ、いくらでもリーズナブルな食べ物屋が 駅周辺に犇いている渋谷で、街の中心からはちょっと外れていて、 ランチでも3,000円ほどだと、若いお嬢チャンやらお兄チャン 連れの姿は皆無で、店内は落ち着いた雰囲気でした。
で、色紙大根含せ 鯛唐揚 野菜あん なるものを食す。 前菜に、アンキモ、金柑の甘煮、若竹煮などが添えられ、 デザートまで付いてまして、大変美味しくいただきました。
さて、メインイベントの観劇。椎名桔平主演 「BENT」 http://www.parco-city.co.jp/play/bent/
第二次世界大戦、ナチス統治下のドイツ。 有名なユダヤ人迫害の時代、ユダヤ人よりも 蔑まれ迫害された同性愛者の物語。
まあ扱う題材が題材なので、多少お約束な感が否めないですが、 「極限状態での真実の愛の発見」がテーマであり、 黒Tバッグビキニ一丁の筋肉ダンサーズの踊りあり、
黒網タイツボンテージファッションの篠井英介 あり、
女性中心の客層の期待を裏切らない作品だったと思います。
基本的に登場人物も少なく、場面変化もほとんどない、 さらに動きが制限されていることが多い設定のため、 台詞の緩急が結構気になる構成でしたが、テンポの早い 台詞展開も、比較的聞き取りやすく、話に引き込まれました。
ただ、ルディ(高岡蒼佑)は、滑舌があまりよくないのと、 他の役者さんとの掛け合いで、一生懸命過ぎて、テンポが 走り気味に聞こえたのが気になった。
後半の展開はお約束通りな感じだったけど、 ホルスト(遠藤憲一)とマックスの、強烈熱烈な言葉攻め の場面、 そしてクライマックスの、ホルストが殺されるシーンでは やっぱり感動しました。すげえよ。熱いよ。漢だよ。あんたら。
ただ、その悲しみの余韻を最後まで引っ張りきるには、 ちょっとマックスの気持ちが薄かった気がするんだよなあ。 話の流れとしては判る。でももう少しマックス自身に 語らせてもよかったのでは?
ちなみに、左の眉を撫でるのは、ホルストからマックスへ、 「愛してるよ」のサイン。
死に追い詰められたホルストが、見届けるマックスへ 精一杯の表情で、何度も何度も左眉を撫でるの。
そんなの見せられたら、泣くしかないっしょ?
いいもの見せていただきました。
|