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2004年02月08日(日) 裏ミシュラン その2。

 昨日の続き。で、小笠原伯爵邸の cafe&bar。

 写真は重く綺麗で、コピーは簡潔で説明不足 という
自称(?)オサレ系 にありがちな公式HPを見るに、
オープンスペースと、室内の席と両方ある感じだったので、
せっかくの天気のよい昼下がり、異国情緒を漂わせる(らしい)
中庭で、お茶できたらなあ、と考えていたのですが。

…甘かった…。


 情報量が極端に少ない、ということは、つまりは
セールスポイントが少ない ということなのか??


 最寄り駅の大江戸線若松河田から徒歩1分、まずは
建物の外観を見て、へっ????

 バス通りにもなっている道路から、緑の何の変哲もない
工事現場のようなフェンスに囲まれて、噂の建物が見える…。

 細い横路地側には、それなりに凝ったデザインの正門が
あるのですが、建物の周囲のフェンスは、お粗末の一言。

 カフェは、大通り側に面した元執事室の部屋と、
その脇の控え室のような手狭な一室のみ。
室内のテーブル席(4人掛け)が、5つしかない。

 どちらも、確かに古めかしい造りではありますが、
白塗りの塗りなおした壁に、絵の一枚が掛かっている訳でもなく、
殺風景なことこのうえない室内。

とどめに、窓が通り側にありますが、広がる風景は、
工事現場風フェンスと、駐車場と、バス通り。
スペイン情緒もなにも、あったもんじゃない。


 中庭のオープンスペースは手狭ながら、予約制のレストラン側の
内装も見られそうな雰囲気でしたが、土曜日のランチ終了後の時間、
レストランで夕方から、貸切で結婚式の予約が入っていたようで、
その準備のため、カフェの一般客は、完全シャットアウト。

 カフェの客も、建物内を見学していいとのことでしたが、
これまた結婚式の準備のためか、ほとんどの場所は立ち入り禁止。
ただし見学してよい場所の説明は、こちらから求めない限り、一切なし。

 若いスタッフが、それこそ客数よりも多く準備に奔走していましたが、
決められた対応は、笑顔でしてくれるものの、さりげなくサービスが
行き届いているって雰囲気ではなかったです。


 庭も、ガーデンパーティー用らしきテントが大部分を陣取っていて、
案外殺風景。すぐ裏手は駐車場で、隣の古い無人アパートらしき
建物は、スペインの町並み写真がプリントされた板で目隠し。


 結婚式の予約が入っていなければ、もう少しマシなのかもしれませんが、

カフェは小笠原伯爵邸にあって、小笠原伯爵邸に非ず
といった感じでした。ただの割高でメニューが少ない喫茶店レベル。


 ランチまたはディナーで、レストランを使えば、また印象は
違うのかもしれませんが、庭から覗いた印象では、あの値段を
払うほどの価値はあるように見えなかったなあ。
あくまで、私見ですけどね。

 話の種に、一度行くならまだいいですが、
あれでリピーターって、いるのかしら?(素朴な疑問)
料理が美味しいとしても、あの場所であの値段じゃ、割高に感じるけど。


 まあ、レストランに行く経済力も、店の雰囲気にあったステイタスも
持ち合わせていない私が、こうしてあれこれ言いましても、

所詮、負け犬の遠吠え なので、どうぞ聞き流してください。

 そして、レストランでばっちりディナーを食べた人がいたら、
ぜひとも感想を聞かせてください。



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まめ。 [HOMEPAGE]