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■ The Croisters
さて、最近朝から晩まで図書館でパソコンとテキストと小説を読んで小さなボックスの中で過ごしているのにあきまして、ちょっとどこかへ行くことに。東京にいたことは自分の車を持っていたので、好きなときにどこへでもいけたのですがマンハッタンではそうはいきません。どうせなら、のんびり出来るところに行こうか、と思ったのですが、セントラルパークも近すぎる。旅行気分にはならん。というわけで、マンハッタンの最北端部にあるメトロポリタン美術館別館「The Croisters」というところに行くことにしました。自宅からバスで30分くらいだったでしょうか。中世の城をそのまま移築してきて、中世美術やキリスト教美術を中心に展示してあるところで、建物そのものが美術といってもいいくらいです。ぎっしりと展示物でうまっているというわけではなく、それほど大きくない展示スペースにところどころ目玉が置いてあるという雰囲気。それは、もうゆっくり石造りの城の中を散歩しつつ、そして、対岸のニュージャージーの森の景色も楽しんで庭でゆっくりしてください、というデザインが貫徹されているのが感じ取れます。クロイスターズ自体公園の中にので、観覧後も公園を散策し、森の中のカフェで昼食を取ることも出来ます。ベンチで昼寝をしたり、ハドソン川の流れをぼーっとみたり、ゆっくりリ自分だけの時間を楽しむことが出来ました。マンハッタンの上のほうというと治安が悪いイメージがありますが、ずっとずっと上のほうに行けば再び安全で綺麗な地域が広がっているんです。そんな丘の上に立つお城の美術館がクロイスターズなのです。
城といよりは巨大な教会といってもいいくらい宗教画や彫刻に溢れている。 ステンドグラスに映える数々の作品は神秘的な雰囲気を生み出している。
2004年09月03日(金)
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