NY州在住 <旧『東京在住』・旧旧『NY在住』>
kiyo



 信用と親しみと。

 日本との違いを紹介したらきりが無い、ところが、これは毎日のネタとしては面白いのかもしれない、なんて思ってこのコーナーを始めたわけですよ。そして、どちらかといえば「親米的」なのではないかと思っております。(実際、私はこの国が好きですからね)多くの日本人には結構「あーアメリカって不便だなー」とか、「冷たい?」なんて思うところも多々あるのかもしれないけれども、結構私は基本に忠実なだけで実は日本がおかしいのかも知れない、なんて思ってしまうわけですよ。たとえば、アメリカ人と結婚して、そして妻として(or夫として)グリーンカードを取得するときってどうするかしっています?この国には社会保障番号はあれど、それは担税能力のあるような人が、自発的に申請してもらうだけだし、戸籍も無い。そのため、婚姻届も無い。この場合、窓口にいって、役人に夫婦であることを一生懸命自分の口から証明するんですよ。結婚式の写真や一緒に住んでいることを示すような郵便物とか、銀行口座の証明書とか。一見して不便かもしれないけれども、書類一枚でさくさくと夫婦上の各種手続きが進んでしまうのも実はおかしいのではないか?と思うわけですよ。
 私は実に幸運に恵まれて、格安な値段でセレブな人たちが住む高級アパートに住んでいるのだけれども、ここの管理人の人たちは、郵便物を取ってきてもらっても、水道工事をしてもらってもチップひとつとろうとしないし、今度はここに住んでいるっていう証が信用になる。(前のところはチップの額でスピードを決めていた。)一見冷たいようだけど、あやふやな一体感やあると仮定されている常識に更に仮説をつくり、そしてさらに担保をもとめてから手続きが進む島国の常識もまたおかしいのかもしれない。自分があの国で外国人になったら、と思うとこの国の快適さはまだまだましなほうなんじゃない?と思ってやまないのです。

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私のアパートのロビー。
常にガードマンが二人常駐して、便宜を図ってくれる。

2004年12月10日(金)
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