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■ しゃぶしゃぶの夜
食べる回数はそれほど多いわけではありませんが、私の数ある好物の一つです。 お寿司と同様、高級なものから安いものまでありますが、今回幸運に恵まれて高級しゃぶしゃぶ店に行く機会がありました。 私がとてもとても小さいころから親しんでいたお店で、外国にいる間も、「あー行きたいな」って思っていたお店。 すべてが懐かしい。 前菜に出てくる、白いアスパラガスを使った豆腐、よーく冷やしたトマトサラダ。 豆腐を含むと、匂い立つ大豆の香りや、酸味を程よく抑えたドレッシング。
一口一口が20年以上経っても同じ味でした。こういうところが東京なんですよ。 数ヶ月経てば、町の模様は一変してしまうのですが、同じ味を何十年、何百年も提供し続けている。 故郷に帰れば、なつかしの景色はあんまり見る機会が少ないのですが、なつかしの味が迎えてくれるところが好きですね。
そしてしゃぶしゃぶ。 小さいころから気になっていて、いまだにその理由がわからない高い煙突。 聞かないでおこう、謎は謎のままで あと20年くらい。
おいしいですね。 「瀬理奈」というもう一つ大好きなしゃぶしゃぶレストランがありますが、ここはここでおいしいですね。 なによりサービスが徹底している。 様々なタイミングよく運ばれ、客の食事を邪魔しない。 「さし」が入った肉を食べたのはかれこれ2年ぶりですが、これはこれでおいしいですね。たくさん食べることはできませんが。 そしてデザート。 一貫してすべての料理がおいしいのが「瀬理奈」よりもここが優れた点ですね。 面白い器にはこばれてくるのは、葛(くず) よく冷やされた、薄い半透明の葛を黒蜜につけて食べます。
幼いころは、これが待ち遠しかったのですが、デザートの前までに食べ過ぎてしまったので、全部食べることができませんでした。 多少悔しいものですね。 っていうかこうして写真を撮りつつ食べるのは、ちょっと恥ずかしいね。
2006年03月15日(水)
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