NY州在住 <旧『東京在住』・旧旧『NY在住』>
kiyo



 とんかつの夜

 はい、今晩はトンカツです。私が思う究極のトンカツ料理屋は私の生まれ故郷・蔵前にございます。
 ちょっと、秋葉原に行った帰りに、「お腹すいたな〜、なんかおいしいものがお腹いっぱいガツガツ食べたいぞ」という気分なり、お!あそこに、究極のトンカツがあるじゃないか!と思い立ち、行ってきました。
 
 ここも久しぶりのお店。嫌らしくはない油の臭いがかすかに香るきれいな店内。
 お父さんなシェフと、それをサポートする息子。客席で細々したものをサービスする奥さん。このほかに娘さんがいたんだけど、いなくなってる。(お嫁にいったのかな?)

 ヒレと海老フライを一本つけてもらう。

 二つの温度の違う大きな油釜を使ってじっくりと厚さ4センチはあろうかという固まりを丁寧に転がしながら揚げる。待つこと15〜20分。だんだんと色が付いてくるのが分かる。

 よく切れる包丁で、一口の大きさに手際よく切る。その切り口からは、包丁を入れるたびに肉汁が飛び散る。海老も、その光景からいかに弾力があるかを私たちに教えてくれる。
 いよいよ目の前に運ばれてくる。食べる。口の中に広がるワンダーランド。おー豚肉ってこんなにおいしいのか!!海老が口に入らないくらい太い〜どうしよう〜。と幸せな困惑。おいしさが一滴たりとも逃がさないで閉じこめてある。満腹になるまで続く、一口一口の感動を楽しむことができるのですね。

 やっぱり下町はおいしいですね。値段は少し高めですが、十分に幸せいっぱいで帰路につくことが出来ました。

2006年03月28日(火)
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