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■ そして頂へ
この人に出会ったのは、私が19才のときだったでしょうか。そうかんがえるとちょっとだけ長い付き合いになっている。最初に話したその時から、話のセンスの良さ、言うべきことを、もっとも適切に話す人なのだと思っていました。なによりも、かっこいい。
確か、NYに出航する、練習艦隊司令として、初めて前線を離れ、だんだんと、バックアップに回り始めたときでした。海将補だったでしょうか。艦橋へかけあがって、少し説明と雑談をしたときからその人に魅力を感じていた。
それから一年に数度会う機会をもちましたが、いつだって颯爽として、朗らかで、頭が抜群に良かった。市ヶ谷の統合幕僚本部勤めのときでも、「海の男」の雰囲気だったし、事務職員を率いていても、その眼差しは鋭かった。
最後にあったのは、去年の横須賀。横須賀総監だった。第一護衛艦隊をみつめながら共に昼食を。やっぱりこの人は素敵だった。 様々な周囲の憶測を乗り越えて、今回、海上自衛隊幕僚長になることになったらしい。そのニュースを聞いて本当に喜ばしかった。詳しくは書けませんが、彼の人生の歩みを考えてみれば、困難な状況にあっても、いつでもベストを尽くしてきたことが、周囲の期待や助力を引き寄せてきたといえる。見習いたい。
いずれにせよ、このニュースに触れたときは、本当に喜ばしかった。4万4000名、艦艇152隻の世界第二位の海軍の指揮官になるというのはどんな気分なのだろう。
2006年08月04日(金)
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