NY州在住 <旧『東京在住』・旧旧『NY在住』>
kiyo



 図書館と鳥の関係

 高校卒業以来、というか高校二年生から数学なんてほとんどしたことがないのに、なぜか、今になって微分とか、積分とか、指数・対数の話とか、関数のグラフとかと戦うことになり、毎日図書館で過ごすことが多くなっています。(っていうかほんとにいろいろ無理よ。数学。そういえば予備校で生徒に教えたことあったなぁ・・、という内容を思い出しながら、ネットで高校数学の解説サイトを覗いたり、どこかの大学の統計学講義のPDFやPPTをとってきたりして取り繕っていますが、どこまで通じることでしょうね)

 そんな毎日ですが、大学の中にはいくつか図書館があります。私がよくいるのは大学の奥深くに存在する図書館。ま、ベーシックで大学は緑がいっぱいなのですが、この図書館は隣が森。森の住人と化した私にはもってこいですね。(最近気づいた。前世はモリゾーか、トトロだと。パンダ?うん。パンダとかナマケモノとかマンボーもとても近いものを感じるね)

 眠くなったらソファに移り、二つ並べてぐっすり寝ます。熟睡です。この大学は一つ一つの図書館が大きいので、人口密度が低くて良いですね。静かで、空調の音と、誰かがノートパソコンをいじっている音しか聞こえない。

 窓を見ると緑だし。夜は漆黒だし。いいね。

 そんなかんじでまたふらふらと書架の間を散歩していたら、窓辺に双眼鏡がおいてあるじゃないですか!びっくりした。これでバードウォッチングをしろと?

 しましょうか。というわけで、陽の出ている出ている間はたまに窓辺で鳥を見ています。全く詳しくないのでよくわかりませんが、いろいろ飛んでいます。びゅーんってとぶのもあれば、だらだら飛んでいる人もいて、結構レパートリーに飛んでいることがわかります。

 これはGDPデフレータと緑の専有面積と共和党の支持者の割合をパラメータにしたら鳥さんたちの元気具合がわかるのか?うん、ソファに寝ながら計量経済学を夢の中で使ってみようか、と思ってしまうほどエンジョイしています。

 とつぶやいてみたりして。(何を調べますか?っていわれて、「背番号と打率の関係では?」といって「まじめにやれ」と怒られたのは本当の話です)

 ご丁寧にも、鳥の図表と本までおいてあるのですが、だいたい、一度見つけた鳥は、本を参照している間にどこかに行ってしまう。こういう八方ふさがり感も、今の私と一緒だ。

 私にとって、と、私の睡眠時間と、残り少ない食費と、宿題提出までの残り時間と、やっていることの価値のなさと、歩きながら妄想に浸る時間をパラメータにしたら、大樹の下で蒼井夕優タソと語らう余裕は全くない計算されたよ。

 お。やってた意味があったじゃないか。

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追伸;
 船関係の話。毎回レスポンスがこの話に限って皆無(一応メールは頂く)だとしても、続けるよ。譲れない一線だ。エンターテインメントとして書いていたとしても、少しは作者の思いのままに。





2006年09月13日(水)
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