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■ 目的化する手段のスパイラル
慣れない環境でも、三ヶ月耐えるとそれなりに、それなりになるものよ、みたいなアドバイスを誰かに頂いたものですが、苦手な授業がある度に憂鬱な気分で階段を上っている自分がいます。そして、成長の成果を感じることは全くない。
授業のスピードについていけず、どうやったら教室内での理解が早く・深まるのだろう、といろいろ試行錯誤している日々です。(しかも、カリキュラムの進度が日本の典型的な大学の二倍で、質としても難しい)
そういう試行錯誤の日々がルーティンになっているのがおもしろく思ってきた。例えば、
1.「分からないな〜。どうしたもんかね・・・」 2.「そうだ、板書を写す時間に理解をしようとすればいいのではないか?デジカメで写真撮って後でノートで写せばいい訳か」
3.図書館で検証作業。百科事典かよ、と思うくらいの、分厚い教科書を読むが英語で書いてあるので分からない・・OTL
4.自宅で、さらに検証と理解。日本語教科書参照
という一週間がどんどん続いている。ツールがデジカメだったり、ノートをとらないことにしたり、ちょ〜詳しくとってみたり、と試行錯誤をしているだけで、所要時間・作業負担は全く変わっていない。
私の友人の一人で、試験勉強に望むのに、まず速読を、とか、まずOCR化を、とか延々と周辺環境の整備を続けて本来の試験勉強に割くリソースが無くなっている人がいましたが、同じかもしれない、と思いました。
あれだね。彼女・彼氏にプレゼントを用意するのに、包装紙にとても時間とお金をかけて、結局プレゼント自体は、あり合わせのやすいものになってしまった、みたいな感じだろうか?
準備運動で疲れ果てるアスリート。
本命のあの子のメールアドレスをゲットするのに、その子の友達を口説き落とすのに一生懸命な男の子。
化粧品選びに時間をかけて、化粧技術は全く向上しない女の子。
浮気隠しのための周辺事実の構築作業に一生懸命で浮気相手の待ち合わせに遅れて、相手を怒らせてしまう人。
韓国にエステ目的で旅行したのに、カルビで毎日腹一杯。
せっかく作ったロケット延々燃料入れたまま放置プレイして、結局日本海に墜落。
バーゲンセールに行くのに交通費三万円。
せっかく作ったCELLもPS3にしか使われず、さらに、そのPS3も売れ行き期待できない。
ま。いろいろ考えられる。そういうときこそパラダイムの根本的な変化が求められるわけだ。
追伸1: そうこうしているうちにテストでしたよ。今日。はは。不可はとらないように、と一生懸命作戦を立てたので概ね想定の範囲内の出来じゃないかと思いました。
追伸2: 最後の写真。試験勉強の心強いお供が日本から届きました。かりんとう。(甘味は欠かせない)お茶(コーラは一本で飽きる。飲み過ぎると吐き気がする)目薬(疲れ目に最適。眠気覚ましにも。)
2006年10月06日(金)
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