NY州在住 <旧『東京在住』・旧旧『NY在住』>
kiyo



 無料酒食

 ずっと前のことになりますが、タダ酒・タダ食いをするためだけに数年に一度の選挙を楽しみ生きてる某県民と一定期間過ごしたことがあります。いろいろカルチャーショックはありましたが、あれからというもの、誰かが「日本国民を代表して」とか「国を挙げて・・・」とかいう言葉を聞く度に、君と、あいつらは一緒にしないでくれ、もし一緒なら北の再チャレンジに一緒に参加してもいい、くらいの気持ちになるものです。

 ま、それとは関係あるかないか分かりませんが、この大学に来て、もう20回くらい、スナックとワインとソフトドリンクが振る舞われる会がありました。すべては出席してないのですが、さすがにこんなに回数を重ねるとそれなりに親しくなるもんだな、と思います。(週末に、会ったりするほどではない。所詮、道ばたや教室や図書館で挨拶する程度。そしてインド・アフリカ人系は私にとって見分けがつかないので、挨拶されるまで気づかない。最低だね、私)

 ビジネススクールはもっと多いと聞きますし、こうして人脈を作る(作らせられている、ともいう)のも教育の一環なのかもしれません。(そういえば、飲み食いが基本的に禁止されてる図書館で、図書館の説明をするのにやはりレセプションが開かれたのはおもしろかった。書架と書架の間でワインを傾けるのは趣がありました。わびさび。もえ。)

 日本だったら、みんなで居酒屋でもゼミや研究室の人といく感じなのだろうか、などと想像していまいます。ま、ベジタリアンとか宗教とか色々面倒なことが多いので、ディナーに誘うのも一苦労ですし、何より、こうしてさくっと終わってくれるのはありがたいことかもしれません。二次会、三次会と、「次はガス室か?」と疲れた体を引きずってつきあい必要もありませんし。

 学校を離れて、プライベートな時くらい、会う人を限定させてくれ、と思う人にとっても好都合ですね。そして、なんといってもタダなので、生活に困窮している私にとっても「夜ご飯食べなくてイイかな」なんて思えて嬉しくなる。立って食事をしていると、必死の形相で酒食に群がっていた群馬県民とも違う感じがして許容できる気がする。(あ、いっちゃった)

 課題をちゃんとこなしていない先生の前だと伏し目がちになったりするあたりも、こうしたパーティの醍醐味なのかもしれません。

 残念なのは、今日の白ワインがせっかくNY州にいるのにNY州さんじゃなくて、大しておいしくなかった。(どうせ、グラス半分も飲めないのだけど)


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2006年10月14日(土)
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