NY州在住 <旧『東京在住』・旧旧『NY在住』>
kiyo



 インドの余韻

 ずいぶん間が開いてしまいましたね。それはいろいろな意味でインドの余韻です。
 インド滞在中毎日更新していたから、ちょっと手を抜いてもいいかもしれない、という意味のわからない甘えと、そして、インド滞在中に得た知識を元に調査をして、来週発表をしなければいけないのですね。その、プレゼンテーションのためのパワーポイントファイルが今日までに提出でした。しかも、私たちのグループの発表が決まったのが先週の木曜。あり得ない。一週間で一から何をしろと?
 別に、更新ができないほど忙しかったわけではありませんが(しっかりラケットボールもしてるし)なんか、マイナス20度以下という、何をするのも諦めさせるに十分な気温にいたためか、更新を怠ってしまいました。だいたい、更新時間にしたって上を見て30分。そんな暇がないほど忙しいなんてあり得ません。(そう、「仕事が忙しくて電話できなかったんだよ〜」、なんていうのは、「お前のための30秒は、エレベータの待ち時間以下に、無駄なことなんだよ」といわれているのかもしれません。)

 なんか、こうして調べて、表を作って、文章書いて・・・という作業をしていると昨年の学期末を思い出しました。あーそういえば、こんな作業を8本も抱えていたな、と。そして、どれも、独創性もなければ、学問的に意義があるわけでもない、なんか、作業じみた成果作れないもんだな、と思ったわけです。ま、才能もなければ、努力する根性もないんだから仕方ありません。まるで、論文を産む機械。(笑)しかも駄文ばかり。

 あー、主題に入りましょう。インド。休みなく駆けめぐったインドですが面白かったよ。「インドどうだった?」と聞かれれば迷わず「HPをみてください」としか答えませんが(ってこれを読んでいる人に言ってもね)、印象としては、ぼーっと怠けてる人がいないのが印象的でしたね。貧乏な人も、ふつうな人も色々忙しそうに動き回っている。

 インドに行った友達と話したんですが、明日がもしかすると今日よりも豊かになるかもしれない、と思えるからこそ、乞食ですら、一生懸命物乞いを続けるのだ、と彼はいっておりました。

 私は全然そうは思いませんが(生存本能故に仕方なくやっている、と思っています)、いずれにしても、明日が別に今日並でいいや、とか、明日について別に考えが及ばない、状態こそ豊かな事なのかもしれませんね。

 そう、日本は十分豊かです。明日や数年後をどうするべきか、なんて話は、すくなくともネットニュースを読んでいる限り全く出てきませんからね。今ある面白いネタを見つけて、笑ったり、からかったりしている状況こそ、健全(笑)。皮肉ではありません。おいおい、このままじゃやべーよ、とか、5年後には、こうなっていたいね〜、とかそんな話が聞こえない豊かさは素敵だと思いました。だって、「いつかは、レキサス」なんて聞いたって、買いたいと思わないでしょ?それより、「BMWで今晩映画へ行こう」とかの方が、なんとなくしっくり来ませんか?より身近で、実現がすぐできて、満足もすぐできるもの。そうした想像力が対していらないことこそ、ゆとりで、リッチなのかもしれません。

 さ、プレゼンの原稿を書こう。原稿を産む機械として。

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追伸:写真は、インドの服を着た、非インド人を集めてみました。みんな、かわいいね♪〜誰が一番ですか?

 

2007年02月10日(土)
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