NY州在住 <旧『東京在住』・旧旧『NY在住』>
kiyo



 哀愁の小道具

 先週、先々週と私はいろいろついていない。
 金運とか、恋愛運とか、運にも種類があるらしじゃないですか。最近の不運を総合するとどうやら「物運」が悪いみたい。
 
 それは、ラケットボール用のスニーカーから始まった。使っていたスニーカーは私が高校を卒業してすぐのときに買ったエアジョーダン。斬新なデザインが素敵で、ラケットボールを始めるときに、この「未来感」がとてもラケットボールにあっているような気がして、気に入っていた。
 大学四年間、卒業後も少し、そしてアメリカにきてまで愛用していたそのスニーカーの「底」がはがれた。壊れちゃったよ。あーあ。せっかく10年も使っていたのに。とても寂しかった。

 その週末、イサカで新しいラケット用のスニーカーを買うことにした。これもまた、長い間一緒にがんばれる相手を選ぶ気持ちで、直感で即決した(笑)ま、こうして接着剤の耐用年数を超えるまで使ったのだから、あのとき投じた2万円など、現在割引価値から計算しても非常に安かったのじゃないかと思う。

 次。ペンケース。私が大学に入る前から使っていたシャープペンシル。そして、大学二年の頃に人からもらったペンケース。すべてをどこかにおいてきてしまった。シャープペンシルは一緒に受験勉強をした仲間だ。ペンケースは、新宿の高島屋タイムズスクエアができたときに、向かいの小田急のビルに入っている、『after noon tea』の店がオープンしたときに、オープン記念のグッズとして売っていたものだ。一緒にお茶を飲みに行ったときに、プレゼントして貰った。

 それがどういうことかおいてきてしまって行方不明。すごい悲しい。とりあえず、大学の売店で適当なものを買ったが、これは長い間使えそうにない感じがする。

 次にジーンズ。これは買ってから一週間。今度は新しすぎて、後悔が多い。イサカだけではなく、アメリカの雪が少し降る都市は、大量に、そして頻繁に車道に不凍剤をまきつづけるので、雪がふっても翌日には車道には全く雪がありません。他方、歩道のメンテナンスはする気がないらしく、いつまでも雪が残る。残った雪は凍結してつるつるになる。
 キャンパスからの帰り道、いつものようにパソコンと多くの本を背中にしょって山道を歩いていたら、やってしまいました。凍った道路の上で足を滑らせ数メートルもゴロゴロと、転げ落ちました。手と顔はきずらだけ。ジーンズも一瞬で穴が数カ所開きました。勿論血だらけです。そりゃ、ジーンズに穴が開くくらいデザインよ、ということになるかもしれませんが、買って一週間で穴が開いて地で汚れるとは。惨めな気持ちでいっぱいです。

 最後にアルフ。私が大好きな、おそらくアメリカのドラマで、『24』よりも『CSI』よりも面白いと信じているドラマ『アルフ』というドラマがある。所さんが声を吹き替えていて非常に楽しかった。毎週楽しみにしていまいした。そのアルフの人形が、マンハッタンで発見したので、速攻で買ったのでいうまでもありませんが、そのアルフを奪われました。寮に遊びに来たお友達と賭をしてとられてしまいました。超ショック。またアメリカ大陸をアルフ探しの旅に出ようと思います。

 さて、総合すると、アルフ・ジーンズは別として、色々過去と決別する暗示をうけているんでしょうか?それとも、ただただ私に貧乏神のみならず、キングボンビーがやってきたのでしょうか?いいんだ。別に。呪われてると思ったのは今に始まった事じゃないから。

 皆さんも、いろいろお気をつけて。好事魔多し。好事がなくても魔多し。

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2007年02月26日(月)
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