Diary?
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「へいらっしゃい」 「おやじ、何か旨いの入ったかい」 「へい、今日は平目のいいのが上がりまして」 「そいつはいいや、じゃあ刺身でもらおうか」 「お待たせしやした、もみじおろしとポン酢でどうぞ」 「…うん、いい平目だね、この歯応えがまたなんとも」 「それはもう新鮮ですから」 「平目は新鮮じゃないとね、このシコシコした歯応えじゃないとダメだね」 「ええ、生け簀から上げたばかりですから」 「鯛なんかもねぇ」 「ええ、あれも新鮮なのがよろしいですね」 「うん、シコシコ感だよな」
----------------------- 殺した直後の死後硬直中の魚を「生鮮魚」という。フグなど白身魚は歯応えと味がよいので、刺身や寿司用に使う。死後硬直をへて軟らかくなった状態の「鮮魚」は、味を楽しむ焼き魚や煮魚に適している。
食商品学入門(日本食糧新聞社,2003)より -----------------------
「へいらっしゃい」 「おやじ、何か旨いの入ったかい」 「へい、今日は平目のいいのが上がりまして」 「そいつはいいや、じゃあ刺身でもらおうか」 「お待たせしやした、もみじおろしとポン酢でどうぞ」 「…うん、いい平目だね、この歯応えがまたなんとも」 「それはもう殺したてですから」 「平目は殺したてじゃないとね、死後硬直が終わっちまったらダメだね」 「ええ、死後硬直中に限ります」 「鯛なんかもねぇ」 「ええ、あれも死後硬直がよろしいですね」 「うん、死後硬直だよな」
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