思考過多の記録
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見つけた、と思ったら、また他人のもの。 僕の片手は空いたまま 握り返す相手もいない
どうして1人 どこまで1人 どれほど1人
その問いの答えはない その問いへの答えもない 僕の声は闇に吸い込まれていく 届ける相手もないままに DNAの螺旋階段に刻まれた文字も 真実は隠されたまま
人は誰でも1人で生まれる けれど道行きは2人 周りの景色も1人の時とは違う そして、彼岸への旅立ちは1人 最愛の見送り人を岸に残して けれど僕の道行きは1人 周りには人影さえもなく
花は一輪 咲くのは一輪ずつ どんな大木も1本 1本で立つ
けれど花は群れて咲き 飛び交う蝶もつがいをなす けれど大木は森をなし 命の営みはつがいがなす
人は誰でも1人で生まれる けれど道行きは2人 周りの景色も1人の時とは違う そして、彼岸への旅立ちは1人 最愛の見送り人を岸に残して けれど僕の道行きは1人 周りには人影さえもなく ≈
どうして1人 どこまで1人 どれほど1人
その問いの答えはない その問いへの答えもない 僕の声は闇に吸い込まれていく 届ける相手もないままに DNAの螺旋階段に刻まれた文字も 真実は隠されたまま
どうして君は誰かのもの 漸く見つけた花なのに 愛でることしか赦されず 摘み取る罪は赦されず 僕の道行き ただ1人
DNAの螺旋階段の果てる場所 そこは 墓掘りさえもいない たった1人の 僕の墓場
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