思考過多の記録
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形のないものにこそ、人は「不安」と名付けるのだろう。
このとらえどころのない、意味の分からない不安が、まるで津波のように僕に襲いかかってくる。 それは、今現在の自分に対するものだったり、自分の家族や自分自身の将来に対してであったり、いろいろだ。 それが固まりになって襲ってくる。 あまりにも一遍に来るので、しかも具体的なことというより、漠然として抽象的なものであるが故に、自分には解決の方法がない。 もっとも、すぐに解決の方法が思い付く、または解決への道筋が見えそうなことを、人は不安とは呼ばない。
僕は不安に押し潰されそうになる。 すぐ側に、一緒に解決してくれそうな人間はいない。 すぐに話を聞いてもらえる友はいない。 孤独が、不安の波をさらに高いものにする。
僕は飲み込まれる。
命が、押し流されていくようだ。
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