思考過多の記録
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2010年04月12日(月) 形のない不安

 形のないものにこそ、人は「不安」と名付けるのだろう。



 このとらえどころのない、意味の分からない不安が、まるで津波のように僕に襲いかかってくる。
 それは、今現在の自分に対するものだったり、自分の家族や自分自身の将来に対してであったり、いろいろだ。
 それが固まりになって襲ってくる。
 あまりにも一遍に来るので、しかも具体的なことというより、漠然として抽象的なものであるが故に、自分には解決の方法がない。
 もっとも、すぐに解決の方法が思い付く、または解決への道筋が見えそうなことを、人は不安とは呼ばない。



 僕は不安に押し潰されそうになる。
 すぐ側に、一緒に解決してくれそうな人間はいない。
 すぐに話を聞いてもらえる友はいない。
 孤独が、不安の波をさらに高いものにする。



 僕は飲み込まれる。



 命が、押し流されていくようだ。


hajime |MAILHomePage

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