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■ 支手
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■ 支手
足元を踏み外す度に僕が完全に轉ぶ前に支えてくれる人は咄嗟に傍に居る人の腕を掴める程運動神經が良いのだと思つてゐました。
其れだけでは無いのだと知つたのはつい先日。
いつ足を踏み外すかと心配してずつと見守つてゐたからこそ支える腕を差し伸べられたのだと知りました。
僕は獨りで立ち續けて居た心算でした。
差し伸べる手が在つたからこそ轉ぶ回數が少なかつたのだと思ひ知らされたのは、もう手を差し伸べてくれ無くなつた人の存在故。
其れだけでは無いのだと知つたのはつい先日。
いつ足を踏み外すかと心配してずつと見守つてゐたからこそ支える腕を差し伸べられたのだと知りました。
僕は獨りで立ち續けて居た心算でした。
差し伸べる手が在つたからこそ轉ぶ回數が少なかつたのだと思ひ知らされたのは、もう手を差し伸べてくれ無くなつた人の存在故。
2002年02月26日(火)