無言
 考えてしまった。電話の際の無言の時間が齎すものを。一方的になりがちな御喋りの理由を。

 無言で相手の存在を感じ乍時間と空間を共有するのが僕は好きで、其れは実際に傍に居る時も電話している時も変わら無い。
 相手も其の無言の過ごし方を好んでいるものだと僕は思っていた。

 違うのかも知れ無い。
 無言は状況に拠って否定にも肯定にも受取れるのだから、僕が心地好く感じる無言の共有を苦痛と感じていたのかも知れ無い。

 何を考えて居るのか判ら無い。
 そう謂われた事を思い出した。
 判ら無いからこそ無言の瞬間を恐れて次々と話題を繰り出してくれるのだろうかと考えて居る。
2002年04月07日(日)
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