失言
 どの言葉で如何僕が哀しくなつたのかなんて告げる氣は無いさ。痛んだ箇所を曝け出して君に見せ付ける氣も無い。
 告げる前に失われた言葉と想ひが如何變化するのか君は判つて居て僕を失望させるのだらうか。

 例へば此處で僕が君に「實は僕が愛してるのは君では無くて彼なんだ。」と告白してみる。
 其處からどんでん返しが始つていくんだ。

 「必竟 あなたのためにした事じゃありませんか」
 さう、君の爲にした事なのですよ。此の嘘も彼の嘘も、僕が貴方に見せるものは全て僞り。そう決め付けてしまへたらどれだけ樂になれる事だらうか。
2002年10月16日(水)
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