夕食。 里芋が沢山あったので、雑誌で見つけた「里芋のグラタン」をつくってみた。 里芋にベシャメルソースとチーズ、ベーコンをかけて焼くだけ。 私はグラタン系の食べ物が大好きで、今回のできも上々。
さあ、ごはんを食べましょう。 まりなの前に取り分けて置いておいても 手をつけようともしません。 トマトやごはん、味噌汁を食べるのみ。 だいたいまりなは「食わずぎらい」で、 見ただけで食べる、食べないを決めるところがあります。 今回も、どろっとしたみかけが気に入らなかったに違いありません。 食べてみなくちゃまずいかわからないでしょ、 じゃぁ、一口だけでいいから食べてご覧、と 少しスプーンにのせて口元まで近づけると、 身をぐぐっとひいてスプーンを見つめます。 しぶしぶ口をあけて、ぱくり。 どう?おいしいでしょ? 「うん」 変な顔をしているので、おいしくない?と聞くと 「うん」 おいしくないの〜?! 「うん・・・おいしい」 おいしいでしょ〜!・・・ちょっと無理やり言わせたか?
その後、やはりごはんと味噌汁ばかり食べるので はい、もう一口食べてご覧、おいしかったでしょ? というと、首をぶるんぶるんと激しく横に振ります。 え?もう食べないの?おいしくなかった? と聞くと、にっこりして
「うんっ!おいしくなかった!」
・・・がーん。あまりのショックに口も聞けずにいるととどめが・・・
「おいしくなかったのよ〜。ね。おいしくなかった!」
重ねて言うが、けっしてまずいものではなかったのですが(^^ゞ それほどまでに食べたくないのか、とがっくりして まりなの皿のものは私が食べました。
おふろから出た後、台所でお茶を飲んでたら、 まりなはいすに乗せてあった雑誌を目にとめました。 そこにはまさに、「里芋のグラタン」のレシピが。 写真もどーんと載っています。 すると、まりなは 「これ、おいしかったもんね〜!(^-^)」 は?まりな、おいしくないっていって食べてくれなかったじゃん! 「おいしかったのよ〜っ!これね、おいしかった!」
・・・それならもっと食べてくれ。
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