
ひとりごと〜リターンズ〜
不知火
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| 2001年09月05日(水) ■ |
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| 「続・漂泊編」 第一部�◆‖腑�レット越え |
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この日の行程:穂高岳山荘CS〜南岳小屋CS 天 気 :曇り 一時 ガス
昨日は始めて使うテントの設営に慣れていなかったため、しこたま寒かった。 朝一番で起きてけったくそ悪い山荘を出発したら、先ずは最初の核心、 涸沢岳からの下りに差し掛かった。 今山行最大の核心は今日通過することになる大キレットなのだが・・・。 実際にはこの朝一番の涸沢岳の下りの方がつらかった。
朝一番ということ、大荷物を背負うことを体がまだ完全には思い出していないこと、 そして昨日の雨が少し残っていて、岩が濡れていたことなどが原因だ。
はっきり言って怖かった。 厳密には違うのだけれど、 崖の様なところに鎖やはしごをかけて、そこを降りていく姿を想像してもらいたい。 俺は鎖のかかっているところ(鎖場っていいます)を下るのは嫌いじゃない。 鎖を使わずに普通に岩を持って下りればいいからだ。
が、はしごの箇所はそうはいかない。 なにがなんでもはしごを下りていかなくてはならないからだ。
俺がそうやって人知れずビビりながら、しかし着実に下っていると、 上から昨日の声で「このおーおぞらに、つばさをひろーげー♪」 ・・・また飛ぶんかい!と突っ込みを入れたくなるような歌が聞こえてきた。
元気だなぁ・・・と思っていると、その声がピタッと止まる。 どうやらくだりに差し掛かったらしい。 奴らもビビッているんだな・・・と思うとニヤッとしてしまう。
北穂高岳頂上を通過して、ついに核心部の大キレットに到着する。 ここは今日の核心であるというだけでなく、 今山行一、危険な場所とされているところだ。 自然、気合が入ってくる。。。
が、実際には思ったほど危険ではなく、むしろだらだらと長く、だれてくる方が問題だった。
なんだ、たいしたことねーじゃん。 と思っていると、救助隊らしい人が谷に向かってロープをたらして何かやっている。 どうやら滑落した人がいるらしい。
やっぱり危険箇所には違いないんだ。 改めて気を引き締めながら先に進む。
今日の宿泊先は大キレットを越えた先にある南岳小屋のキャンプサイト。 なんだかここまで北だけで今回の山行は半分終わったような気分になる。 ここでは昨日より水が高かったが、支配人らしき人がいい人だったので気にならなかった。
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