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ひとりごと〜リターンズ〜
不知火
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2001年10月26日(金) ■
新宿〜渋谷〜亀戸〜町田


本当は今日解散で羽田から大阪へ帰るはずだった。
が、ちょっと内定先の会社に無理を言って帰りの航空券をOPENチケットにしてもらった。
どうせ本来は暇な身だ。
せっかく東京に来たのにこのまま帰るなんて法はない。

お前1人だけ卑怯だぞー、と言って羽田へ向かう他の奴らをにこやかに送り出し、
さて、俺はこれからどうしよう、と少し悩む。
が、新宿駅に到着した時には既に心は決まっていた。

渋谷へ行こう。

理由?
そんな大したもんはない。
強いて言うなら、
大好きなサウンドノベル「街」(PS専用ソフト)の舞台が渋谷だったから。
それだけで十分だろう。

せっかくだから新宿〜渋谷間はあえて山手線外回りに乗った。
どうせ暇なんだから一周しようかという魂胆だ。
途中面白そうなところがあればそこで乗り越し清算して降りてもいい。
ま、結局渋谷まで半分ぐらいは居眠りしてたけどさ。

渋谷の街を適度にぶらついていると、
以前ゲームの中で見た「鍋島松涛公園」にたどりついた。
ここがあそこなのかー。
なんて1人で妙な満足感に浸りながら公園のベンチでまったりしていると・・・・

ボタッ

・・・・・。
カラスに糞を引っ掛けられた。
どうやらここは俺が長居するべき場所ではないらしい。
こんな街さっさと出てってやるぜ!!
(といいつつもまだ街をうろちょろする。ハチ公ぐらいは見ておかないと)

と、そこに携帯電話着信。

「ひ〜さ〜し〜ぶ〜り〜!!」
電話向こうから聞こえてきたのは馬淵さん(仮名)の元気な声。
今晩一晩泊めて貰おうとメールで連絡をとっていたのだが、電話で話すのも凄く久しぶり。

馬淵さんと出会ったのは4年前の9月。
俺は小樽から大阪までヒッチハイクで帰るという無謀と言うかアホな事をしていた。
果てしない東京砂漠で1時間から2時間待ち続け、ついに乗せてくれたのがこの馬淵さんだった。
別れ際に電話番号を教えてもらい、
それが縁で年賀状交換やメール交換をするようになった。

「いつか東京に来たら泊まりにおいで。社交辞令じゃなくて本当にね」
いつかの年賀状にそんなことを書いてくれていたので、今回本当にお邪魔してみた。
というわけで、実は今回会うのは4年ぶりにして2回目。
なのに、厚かましくも家までお邪魔してしまうと言うのだ。

馬淵さんは現在プログラマーの仕事をしており町田の家にすんでいる。
今日は打ち合わせで亀戸まで行くのでそこで落ち合おうと言うことになった。

久々の再会になるが、久々という気があまりしない。
電話で喋っただけでも、あまり気を使わない人であるところは変わっていない。
流石に大阪土産は持ってきたけれど、なくても全然気にしないんだろうなぁ。

なんとなく嬉しくなってきた。
合流するにはまだ時間がある。
亀戸までのルートを調べてできるだけゆっくり行くかな。