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ひとりごと〜リターンズ〜
不知火
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2001年10月27日(土) ■
町田〜東白楽〜西東京市

「お兄ちゃん起きて〜〜〜!!」
んー。。。
もうちょっと寝かせて・・・・。

流石に疲れていたのだろう。
いつもは人の家では早く目が覚めるのだが、昨夜遅かったことなどもあり、
なかなか起きる気になれない。

馬淵さんの子供二人が遊べ遊べと寄って来るのだが・・・・すまん、もうちょっとだけ寝かせてくれ〜。

馬淵さんは、やはり変わっていなかった。
4年前は便利屋さん、今はプログラマ。
仕事柄ちょっと太ったかもしれない。
この4年の間に家を建てた。

そんな些細な違いはあるけれど、
その本質は4年前、薄汚い格好をして東京の道路で立ち尽くしていた俺を拾ってくれた、
あの頃の馬淵さんと少しも変わっていなかった。

そして、はじめて会った奥さんや二人の子供も、
馬淵さんを見れば想像が付く様な、
気さくでさっぱりしていて楽しい人たちだった。

昼頃目覚めた俺は、この家族と一緒に昼ごはんをご馳走になり、
一緒に公園で遊び、家族の楽しい時間に混ぜてもらっていた。

確かに、東京に来て観光らしい観光は何ひとつしていないけど、
こういう人たちと一緒に、普通の時間を過ごせただけでも価値はあったな。

なんだか今回東京に来たのはこういう人たちに会うためだったような気がした。


楽しい時間と言うのはすぐに過ぎるもので、気が付いたらもう出発する時間になっていた。

今日は夕方からオリーブ、たくちちと横浜で焼き鳥を喰う約束の日だったのだ。


「またこっちの方に来ることがあったら連絡してね。」
馬淵さん本人ではなく、昨夜始めて会った奥さんからもそう言ってもらえたのが嬉しかった。

いやー、でもさー、
あんたらそんなこと言ってたら俺はまた本当に来ますぜ?