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+電車+ - 2001年06月06日(水) ■今日は朝一発目から哲学です。主な授業内容は、先生のナイスヴォイスを聞きながら妄想をすることです。 ソレはそうと、朝電車である男の子が隣に来るとユミが不機嫌になります。 何故なら寄りかかられて手が痺れて眠れないから。 だから明日からユミの隣に入って来れないように、ユミを隅のほうに追いやってあげようと思います。 でも朝の電車っていつもユミ→アタシ→秋大の先輩の順番で座ってんだよね。去年からずっと。 だからアタシの隣に赤の他人が座る事って意外に少ないんです。 ユミや先輩という犠牲の上にアタシの安眠があるのです。 だからアタシはユミに申し訳ないから、電車でもバスでもなりふり構わず斬り込んで2人分席を取ります。こういう時ちっちゃいと死角に入れるので非常に便利です。 狙い目はキヨスク前です。あと武器は15センチヒールの厚底パンプスです。 アタシを出し抜こうという場合は足の爪を壊死させる覚悟で来て下さい。 お年寄りに席なんぞ譲りたくないので絶対に優先席には近づきません。こっちだって必死なんです。 てゆーかむしろ老い先短い方々より、若い(?)あたし達に未来を託して座らせてあげるというのはどうですか? ------そして次々に力尽きていく大人達。 その痩せた手を強く握り締め、血が浮かぶほどに強く唇を噛み締めた制服姿の少年少女たちを見つめる目に、あの頃の光はもう無い。 あの頃・・・高度経済成長に始まり、その絶頂を生きた大人達。 彼らに訪れたバブルの崩壊は、春の日差しの中から突如として極寒の地に裸で投げ入れられたようなものだったのだろう。 それでも子供達に寒さを感じさせないようにと足掻きつづけた大人達の末路がこれでは余りにも報われない。 と、若者達の手を握り返すすっかり血の気の退いた手から不意に力が抜けていく。 「・・・っ!おじさん!?」 「・・・・・・この国を・・・日本を頼・・・む・・・」 なんてバカな事を書いてみたり。 なかなかに感動的ではありませんかな? とかそんなコトばっかり言ってるとあたしが優しさの欠片も無い女みたいですな。 そんなコトないよ〜?状況によっては譲らなくも無いし。世間体は気にするほうだからねぇ。 ま、みんなそれぞれ頑張って生きようって事さ。 ・・・オチがつかない・・・ ...
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