顧問への不満が募る部員たち。 不満があっても、なんだか気を使ってしまって 言えないまま数年過ぎてしまいました。 その不満を解消すべく、 部員からの意見を顧問に提出することになりました。 もちろん部員の素直な気持ちを伝えるのだから、 顧問にとってはショックで気分を慨すようなことも書かれています。 だから、これからひょっとしたら風当たりが強くなるかもしれない。 しかも、その風当たりは部長にまずやってくるでしょう。 怖い気持ちはみんな同じだし、 それに対することもきちんと部員の同意を得ています。
それなのに、今になって「ホントに出すの?」と言ってきた輩がいるのです。 しかも、「出すよ」と言ったのに、 また同じ質問をしてきたのです。 そこで「知らないよ」と無責任なことを 言ってしまったあたしも悪いのですが、 「責任逃れだ」と言ったのです、そいつ! どうして「責任逃れ」とかそういう問題じゃないってことが分からないのかなぁ。 どうして怖いのはみんな同じだってことが分からないのかなぁ。
そう言われた時、頑張ってる自分の存在が なんだかよく分からなくなりました。 部長ってホントにそんなにも責任を 背負わなきゃいけない存在? ここで泣いたら部員はあたしの気持ちを 分かってくれるかと思ったけれど、 そんなことをしたって弱い自分を 見せるだけのような気がしました。
それに、あたしにはちゃんと話を 聞いてくれる人がいっぱいいるし。
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