2001年06月11日(月) ドラマチック・ラヴァーズ


朝、彼氏サンを羽田空港まで送って行きました。
空港までの道のりは泣きどおしで、言葉数が少なくなってしまいました。
ホントは最後まで笑って話し続けていたい。
こんな泣き顔見せたくない。
それでも、私の中にあるのは「離れたくない」という想いだけ。
この別れは永遠の別れとか、そんな大げさなものじゃなく、
しばらくの別れなんだってことなんか良く分かっています。
いつか、笑って「バイバイ」と言えるようになりたいです。
「離れたくない」なんていう想いはなくて、
「また明日も会おうね」という意味を含んだ「バイバイ」を。

私がくしゃくしゃの顔をして泣きじゃくっていても、
彼氏サンは私の前であまり泣き顔を見せませんでした。
離れたくないという想いも、ツライ気持ちも、
きっと私と同じくらいのはずです。
それでも、彼は私の右手を固くにぎって、
少しうつむき加減で歩いているだけでした。
その、彼のかたくなな姿はとても強く見えて、
私をもっと悲しい気持ちにさせました。

慣れない空港でのドタバタした別れ。
帰りのモノレールの中はがらんとしていて、
泣くのには絶好の環境だったのに、
不思議と涙は出ませんでした。
私はぼんやりと窓の外を眺めていました。
私の中には、他の余計な想いはなんにもなくて、
ただ、「好き」ということだけが浮かんでいました。



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