彼との電話で、自分の気持ちを全部さらけ出した。 汚い所も、カッコ悪い所も、情けない所も、全部、全部。 一つのことを告白したら、 自分の中にしまい込んでいた思いが次々と言葉になって出てきて、 正直自分でも驚いた。 だって、それは今まで私が言いたくても言えなかったことで、 彼に気づいて欲しくても気づいてもらえなかったことで、 それでも、私が一番言いたくて気づいて欲しかったことだから。
もっと可愛いと思って欲しい。 もっと優しくして欲しい。 もっともっと好きになって欲しい。
そんな単純な気持ちを素直に伝えられなくて、 ねじ曲げて放った言葉が彼を冷たくさせて、困らせて、 結局、こんなになっちゃったんだ。
それでも今日は、ヘタくそな言葉を少しずつつなげて、 できるだけ素直に気持ちを伝えた。 私が一番言いたくて、上手く言えなかったことを、伝えた。 その気持ちの中には自分の情けなくてカッコ悪くて、 どうしようもない部分もたくさん含まれていたけれど、 彼は私を嫌いにならないって思っていたから、話せた。 そんなのはおかしな自信かも知れないんだけどね。
彼は私の話しを聞いて、 「エリコのこと分かってるつもりでいたけど、 まだまだ分かってあげられてなかったよ」 と言った。 私だって、あなたのことまだまだ分からない。 全部を分かることなんて一生ムリだと強く思う。 けど、全部知りたいし分かりたいとも強く思う。 自分の気持ちを上手く言葉にするのは難しい。 それは、自分が不器用だからとかじゃなく、 この世の中の人全部が同じだと思う。 だから私は自分を不器用だなんて思わないけれど、 自分の気持ちはヘタくそながらに全部伝えたいな。
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