久しぶりに、歌を聞いて泣いてしまった。 椎名林檎が歌っている「木綿のハンカチーフ」だ。
「恋人よ僕は旅立つ 東へと向かう列車で はなやいだ街で君への贈りもの 探す探すつもりだ いいえあなた 私は欲しいものはないのよ ただ都会の絵の具に 染まらないで帰って 染まらないで帰って」
私が付き合っている人は、鳥取に住んでいる。 来年、東京に上京してくる予定だ。
私はどうして彼に惹かれたのだろう。 たぶん、それは、あふれてくるような優しさだったり、 都会の人には決してない素朴さだったりするのだろう。 上京しても、その素朴さをなくさないで。 都会の絵の具に染まらないで。 都会の絵の具は、美しくて、きたない色だ。
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