2003年01月20日(月) みんな


登校日をかんちがいして、学校に行ってしまった。
今日は本当はセンター試験の採点の日だったみたい。
だから、大学が決まっている私は行かなくてもよかった日。
もし行かなくてもいいってことを知っていたとしても、
私はたぶん学校に行っていたんじゃないかなぁ。
学校に行って、みんなに会いたかったから。

「まちがえて来ちゃったよ」という私に「アホ」というさじお。
英語193点・全体8割超のしょうこの快挙を、ふたりでやったーって喜んだ。
「ナベさん、おれやべーよ。数学34点だったんだけど」とヒソヒソいう小黒くん。
気象予報士志望の慎吾くんに、天気予報図入りの凝った年賀状のお礼を言った。
教室を間違えている上に30分遅刻している高須。
ベンチにいた三原くんとおはようってあいさつし合った。
甲田ちゃんがセンターの応援メールを「ありがとう」って言ってくれた。

みんなみんな楽しくてやさしくて大好きな人ばかりで、
そんなみんなと大好きな学校で会えることがうれしい。
そんなうれしさを味わえるのも、あとちょっとなんだ。
みんなのいきいきとしたしぐさや言葉、そして瞳を、
ずっとずっと心の中にとどめておくんだ。
時がたって私もみんなもおじさんおばさん、
ひょっとしたらおじいちゃんおばあちゃんになっても、
今をあざやかに思い出していたい。
そう思える今を過ごせていること、それだけでもう十分すばらしく思えた。



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