2003年09月12日(金) メロンソーダ


ひさしぶりに昼間も家にいて、だらだらと寝たり起きたり。
扇風機をゆるーくかけて、ひたすらダラダラしていると、ノックが聞こえてきた。
「トン、トン」
二回のノックはおじいちゃん。
木登りしている白くまの絵柄のついたコーヒーカップを差し出して、
「メロンソーダいるか?」って。
そういえば最近家族そろって食事を取ることがなくなっていた。
欠けているのは、毎日遅くまで出かけている私。
それに加えて家族一人一人が体調が悪くて、いつも通りに顔を合わせることも少なくなっていた。
だから、おじいちゃんは心配だったんじゃないかな。
さびしい気持ちもあったんだと思う。
おじいちゃんがくれたメロンソーダは、甘くてシュワシュワしていて、なつかしい味とにおいがした。
飲み終わったカップは、まだ、ベッドサイドに置きっぱなし。
明日は、ひさしぶりに家族そろって食事でもしようかな。
お母さんの好きな高校生クイズもあるし、私が時間通りに帰れば簡単なことだしね。



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