2004年03月04日(木) このごろ


大学の後期から休学をすることになって、今は弁当屋と本屋のバイトをかけもち中。
ひとりでただひたすらレジを打って商品を手渡す本屋とは違って、
弁当屋はかけ声助け合いのチームワークで活気がある。
本屋はお客さんがみんな感じがよくて、「ありがとう」って言ってくれたりニコッとしてくれたり、
それはそれで大好きなんだけれど、
テキパキジャンジャンお惣菜やお弁当を作っていく弁当屋にやりがいを感じるようになってきた。
マクドナルドでバイトをしていた高1のときは、なんだか性に合わなくてすぐに辞めてしまった。
よく社員の人にも怒られていたし、「バイト仲間」という感じがしなかったし、
それ以来自分にはファーストフード系のバイトは合わないんだって思っていたけれど、
朝寝坊だったあの私が早朝の5時にせっせと起きてバイトに出向いて、
料理なんてろくにしなかったあの私が揚げ物をしたり調理をしている。
同い年のおもしろくてすごくいい子の友だちもできて、
今度の日曜日にはそのひろちゃんと厄払いと買い物に行く。
やっぱり少しずつではあるけれど、変わっているんだなぁと漠然と思う。

先月の終わり、一歩くんは5ヶ月のアメリカ留学に行ってしまった。
留学としてはそんなに長くはない時間でも、恋人同士が離れている時間としては、本当に本当に長い時間。
17時間の時差や、英語を話すルームメイトや、国際電話なんかに、
寂しさや異文化ややっぱり好きだなぁと、いろいろ感じながら、
私は彼がいない日々を送っている。
電話越しに聞く彼の声は懐かしくて甘くて、うれしさと寂しさの混じった涙が頬を伝う。
日本に帰国するまでに私は、大学一年生のやり直しがスタートして、本屋のバイトをやめて、
きっと髪型も変わって、また少しずつ変わっていくはず。
そして彼も私の知らない土地で、英語が話せるようになって、外人の友だちができて、
きっとコテコテの食べ物のせいで太って、彼なりに変わっていくはず。
お互いの知らない時間。
私の知らない一歩くんになって帰ってきたらすごく寂しいな、と思う。
ボインなブロンド美女や、同じ寮に住む日本人の女の子とくっついちゃうんじゃないか、
私のことなんて忘れちゃうんじゃないか、
そんな不安が頭をよぎることもあるけれど、
なんとなく大丈夫な気がする。
あんなにわがままでキュートな彼をこんなに好きでいられるのは、私だけに違いないもの。
彼にとって、ブスでも太っててもめちゃくちゃかわいい女は、私だけに違いないしね。

もうすぐ、付き合い始めて一年が経つ。



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