2001年07月25日(水)
闘え! 起動戦士アサミンジャー 〜闘病生活にはやっぱり薬って必要なのね〜
 真冬が剥がれ落ちてゆくのがわかりました。
 「真冬」についての記述は、当HP「2000年の夏」(パスはずしました)をご参照ください。

 というのも。
 まずは、引越し屋(●ック引越しセンター)との果てしない攻防戦を、電車の中にも拘わらず携帯でやらかし、喧嘩腰で相手をとっちめた。もう2度と頼むかっっ!!てな勢いで電話を切る。しかし、そのおかげか、23日中には絶対に終わらないと思っていた荷物の運び出しも済ますことができた。しかし、おたおたしていると、予定の新幹線に乗れない=宿がないということになってしまうので、母・サヨコと共に、新宿を大荷物抱えて激走し、自販機でチケットを買って何とか中央線に乗り込んだ。
 そしたら、母・サヨコときたら、汗だくになってこのようなことをのたまう・・・・。

あ・・・・サイフがない・・・・

 もう1度言ってごらん?
 あたし、ヘタしたら人目をはばからずキレるかもよ?(-。-) ボソッ

 絶対にこのバッグに入れたと引かない母・サヨコの隣で、σ( ̄∇ ̄)は「すられたんだ」「落としたんだ」と、諦めの境地。ここしばらく色々な雑務に追われて、自分以外の人のパニックにまで首を突っ込んでいられるほど余裕がないのだ。母・サヨコの手持ちのバッグは大きく口の開いたもので、ボタン1個でそれを留めるだけだから、σ( ̄∇ ̄)の言うことはまんざらありえない話でもないのだ。
 しかし、彼女のもう1つの手荷物・・・・カート。
 こいつも、上部はバッグと同じようにボタンで留めるタイプで、隙間からサイフくらいなら滑り込ませることができる。

「カートの中じゃないの?」

 そうやって、汗だくサヨコに言ってはみるものの、彼女はすっかりパニックに陥ってしまい、バッグの中を全部捜しきっても尚、カートには触れようともしないのである。

 パニックって怖いなぁ・・・・・・。

 いつもは、自分がこんなふうなんだろうなぁと、やけに冷静なことを考えながら、私がカートの上部から手を突っ込んでみると・・・・。

あるじゃん( ̄^ ̄)

 一件落着ですわ。はぁ。
 この後、汗だくサヨコは、中央線を降りて新幹線に乗っても尚、乗換えで走っていたせいもあるけれど、静岡辺りまで汗だくのままでした(爆)。
 σ( ̄∇ ̄)1人ならまだしも、2人してこんなふうなので、とても薬なんか飲んでのほほん・まったりとなんかしてられなかったのである。
 24日も休まらず、自分の部屋を片付けなければ、ベッドもチェストも入らないものだから、40℃になろうかという気温の中、汗だくサヨコと2人でバタバタ格闘していた。

 そして今朝。
 引っ越しの荷が届き、作業員に凡その指令を出すべく、てきぱきと働く。
 ソラナックスだけでこの1週間すごしてきたが、それはそれ。正解だったかもしれない。倒れていられない。休んでいられない。そういう差し迫った状況に、普段の薬は向かないのである。
 昼過ぎに何とかそれも済み、ドッと疲れが出た。
 たった30分しかベッドで横になるくらいしか休めなかったが、今日は診察の日。Dr.オーアエに醜態をさらしに行く日だ。



 さっそく乗り込む診察室。
 色々と話をしているうちに、自分が剥き出しの状態になりつつあるのを感じた。つまり・・・・真冬という鎧が溶けてはがれてゆくのを・・・・。

 Dr.オーアエは相変わらずで、私という1個の中に何が存在し、それが主人格である私とどういった関係性があるのか知りたいらしく、色々と話をさせる。
 真冬朝美、そして一平は、イマジナリー・コンパニオンではないか・・・・?というところまではいつも話が進むのだけど、私だってやつらがどこにいて、どうやって私の中で過ごしているかなんて、知るに及ばない。
 ただ何となく感じることをいちいちオーアエはカルテに書くが、恐らく重複していることが凡そではなかろうか・・・・?
 彼は、真冬という存在(もしくはキャラ?)にどうやらとても興味があるらしい。

 真冬は真冬だ。

 私だって、自分と真冬の関係性をうまく説明なんかできやしない。
 ただ、自分の中にいる。

 感じる

 これは常人の捉え方ではないと、オーアエはのたまう。
 でもこれだけは確かだ。
 真冬はいる。

 そして今日、決定的に今までとは違うことを言われた。

「あなたはパニック障害ではない。」

 パニックアタックは他の原因で(例えばPTSDとか)出る場合があるというのは私も以前から知っていた。表層的にアタックは出るが、これをパニック障害と診断しがたいというわけだ。

はあっっ??

 んじゃ、東京のクリニックで書いてもらった診断書、ありゃ、誤診ってわけですかい?(その診断書のおかげで色々と助かったことは多いけど)
 とにかくオーアエは、私のことを面白がっている。彼は私の中に潜むナゾをどうしても究明したそうに、困った顔をしてみたり、笑ったりしている。私だって知りたい。自分の中で何が起こっているのか。どうして苦しくなるのか。その他色々。そんなわけで、これからもオーアエと私の飽くなき攻防戦は続くのだ。

 今日はダダをこねて、ロールシャッハテストのカルテがほしいっっ! と言ったら、本当にくれた(看護婦が慌てて飛んできて、コピーだけでも残さねばと戦ってくれた。公共施設はカルテの管理が大変らしい)。言ってみるもんだな。
 人の倍の量はあるデータをGETして、本日はあたしの勝ちだな♪┐( ̄∇ ̄)┌オホホ

 今日からいつもの通りの薬を飲んで、まったりと休んでいくことにする。
 ここ数日、気が張り詰めすぎて、疲れてしまった。

 私の周囲にいる人たちはみんな呑気です。
 だから、ダラダラと休み続ける私のことを何も言わせないようにしようと思う。
 そんな周囲の人たちと同じような作業をこなすのに、私にはコツがある。
 ただし、それには真冬というものが必要なわけで・・・・。そのかわり、私が完全武装したら、短時間で、完璧な仕上がりの仕事をやってのけるだけの自信はある。・・・・今までは、そうしてきたのだから、できないわけがない。

 だから今。
 休ませてほしいのだ。
 今の私には、鎧が少し重すぎるようだ。


あさみ


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