あたくしの部屋は、尋常でない散らかりようである。 それを形容して、「はきだめに鶴」などとは、 とてもおこがましくて、口が裂けても言えない。
本日の題名は、 特別な意味はない ┐( ̄∇ ̄)┌オホホ <ホントはあるけど♪
本日、11月21日は、母・サヨコ御生誕云十云年記念の日である。
祝♪
(本当なら、T・I・Mに発注して、「しめすへんにあにっ!!」とか やってもらいたかったところ ┐( ̄∇ ̄)┌オホホ)
奇しくも、本日「いい夫婦の日」の前の日で、 狙ったかのように山賊は、20日の夜から3件目の店に張り付け。 これから事実上の別居が始まる(爆)。
日付変更線を越えた瞬間、彼女は何を思っただろうか。 誰が彼女を祝うのだろう。 一緒にいても、祝うことなどしない山賊。そして、甲斐性の無いあたくし・・・・。 また自分を責めてしまいそうだわ。やめ、やめ。
そんなあたくしが本日出来たことといえば、早起きである。 目が醒めたのは午前4時30分。 行動を開始したのは、午前6時である。 朝から色々と作業をして、正午を前にして空腹を覚え、 サヨコと2人で外食した。 彼女が前々から行きたがっていた、バイパス近くのイタメシ屋で 2人でスープスパのセットを食べた。 それに付き合った・・・・事くらいだ。あたしが彼女にできたことは。
なぜだか、本日のサヨコはとても機嫌が良かった。 深夜に入る、煩わしい仕入れの確認電話や、 酔っ払った山賊を車で送迎するのからも解放された安堵感に満ち満ちていた。
まだ本当に解放されたわけではないのだが、 それでも、美味しい昼食を頬張って、美味しいコーヒーを飲んで それだけで幸せそうにしている彼女を見ていると、何だか救われた気分になる。
明日、早速、新しい店・・・・山賊の新本拠地に乗り込むらしい。 生活に必要なモノを揃えなければならないし、 山賊も、新しい処での新しい生活に慣れるまでは不便も多かろう。 彼が稼いでくる金が頼りのあたくしたちは ホッとしている場合ではないのである(笑)。
また、アクアビクスを始めよう♪ 今度は昼間にゆっくりとやることにするわ♪
サヨコがそう言うのを見ていて、あたくしも何でか安堵感を覚える。 いつも、背中を丸めて必死に、店の伝票と電卓をかわるがわる手にして 売上計算や、領収書、請求書の扱いをしていたのも、 これからは、会社の人たちがやってくれる。 彼女の負担は、奇しくも御生誕記念日を境に明らかに軽減されたとも言える。
誰に祝ってもらうようなことをしなくても 嬉しそうにしている、母・サヨコ。 そして、明日もあちらこちらへと飛び回る御予定らしい。 半世紀も生きてくると、何事も無いことが幸せに思えるらしい・・・・。
そして、あたくし・・・・。 本日、掃除に勤しんでおりました。 先日まで、正に限界ギリギリの状況のサヨコに、
「あんたの部屋、男くさいっっ!!」
とお小言を頂き、 さすがに、自分でも「うむ・・・」と納得せざるを得ない荒れた部屋を見るに見かねて 手をつけた次第である(放っておけば、このまま年を越しかねぬ状態であった)。 山賊の新生活の為に昼食の後に寄ったホームセンターで あたくしは「お部屋用消臭剤」(ハーブの香り)を購入した。
これが、異常なほどの効果を発揮いたしましてね。 チェーンスモーカーの密閉された城を、見事、ハーブのグリーンな香りに 塗り替えてくれたのである。 おぉ・・・・女の子の部屋っぽい(爆)。
つい先日、母・サヨコが、昔リョウヘイちゃんが使っていた部屋から 1つの缶ペンケースを持って、角を生やして来襲したことがあった。 その缶ペンケースには煙草の吸殻が沢山入っていて、 サヨコ曰く、「これは、お前のかっっ?」とのことである。 あたくしも以前、親に隠れて煙草を吸っていた時代、 中学生の頃に愛用していた、赤い缶ペンケースを 灰皿代わりに使用していたことがあった。 しかし、あたくしはリョウヘイちゃんのようなアホではない。 実家で煙草を吸うときは屋根に出て、 灰皿(ペンケース)はエアコンの室外機の裏に隠していたのである(爆)。 その在りかがバレそうになった瞬間、開き直って、親の前でも吸うようになっていった。 その頃には、20歳を迎えていたから。
しかしながら、流石は姉弟・・・・。
発想が同じ(爆)
今、リョウヘイちゃんは常習喫煙者ではないし、 家を出てしまっているままなので、 危うく、この罪まであたくしに擦りつけられるところであった。
甘いね ┐( ̄∇ ̄)┌オホホ 煙草は銘柄ごとにフィルターデザインが少しずつ違うものなのだ。 マイセンならマイセン、マルボロならマルボロと描いてある。 あたくしが吸っているのは、今も昔もメントール系。 ほれっ、と自分が吸っている煙草の吸殻を母・サヨコに突きつけ、 あたくしが、山賊とは同じ銘柄を吸わないことを知っている彼女は、 そのネタだけで大人しく引き下がっていった。
真面目に真面目に生きてきた彼女。 ちなみに、わが家で学生時代に謹慎(停学)処分をくらっていないのは 母・サヨコ1人のみである。 山賊は根っからのならず者だったけれど、 あたくしとリョウヘイちゃんは、学校では良い子だったのだ。 あたくしは高校3年の夏休みの深夜徘徊で、自宅謹慎ならぬ学校謹慎で、 反省文を8000字も書かされた経験を持ち、 弟も高校時代、体育祭の時に部室で賭け麻雀をやっているのを教師に見つかり 無期停学・自宅謹慎という処分を頂いている。 当時はショックだっただろうなぁ・・・・ 手塩にかけた我が子たちが、次々に槍玉に挙げられていく様を 山賊はともかく、サヨコは穏やかに眺めてられなかったんじゃないかと、 今になって、その心中を察する。
あなたの子供たちは、一通り悪いこともやって、 それなりに良い子でいました。
それが、今年51になった母への労いの言葉だなんて。 あんまりすぎるかしら(笑)。 わが家の鶴は、母なのでした。
最後の最後で、トシをばらしてしまった・・・・。( ̄∇ ̄;)
(検閲時に叱られそうだが、放置しておこう♪)
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