2002年01月08日(火)
闘え! 起動戦士アサミンジャー 「起動ぞめ」の巻 〜オーアエの素性は未知なるまま〜

 毎度どうも。アサミンジャーです。
 今年もよろしく、闘っていく所存でございます。





 さて。
 普通、「正月気分」というのは、お酒や普段とは違う豪華なご馳走を十二分に満喫し、
 多少ボケて、めでためでたな御様子から抜けきれず、
 いつまでも(だいたい月末くらいまで)めでためでたな事を指すのだと思う。


 が、あたくしのは全然違った。
 めでたいには違いなかったが、常に張り詰めていたので、
 松が明けきった本日、正に「正月明けモード」バリバリ。
 三賀日、リタリンを連続投与した反動でか、
 ここ数日、奇妙な脱力感で疲れきっているのである。


 で、昨日の発作でしょ?
 やってられないのよ・・・・(-。-) ボソッ


 本日のアサミンジャーは文字通り・・・・というか
 本来の目的をハタと思い出したかのように
 オーアエに弱音を吐きに行ったのである。


 ここしばらく、ヤツと相対するのが「イクサ」と勘違いしていた感があるが
 元々、オーアエ精神科医(しかも「医長」などという肩書きまであるのである)
 で、あたくしはその患者
 本来、在るべき姿を取り戻すのに、あたくしが弱音を吐くというのは
 診察として実に良いチャンスなのかもしれなかった。




 正月疲労でヘトヘトのあたくしに、あのヤロウ(オーアエ)、新年早々こんな挨拶・・・・。













よ。毎度あり♪






















 「新年」という括りをもうけるのならば、八百屋以下である。(-。-) ボソッ
 でも、ここは「立腹ポイント」ではない。
 オーアエは4日から患者相手に立ち回っているので、
 めでためでたどころではなく、
 やっと松が明けたこちらの方が明らかにボケているのだから。
 お医者さんっていうのも大変ね。
 じゃあ、早速、こっちの弱音を聞いていただくことにしましょうか。
 それが、あなたの仕事ですもんね♪




「先生、あたし、やっぱりダメです。」

「どーした?」

「あたしはやっぱり 
悪女 にはなれないということが、
この正月でみっちりと思い知らされました。」


「ほほぉ♪ ( ̄ー ̄)ニヤリッ」





 不敵な笑みも慣れました。
 それ自体にあんまり大した意味も込められてないということにも気づいたし(笑)。


 この正月にあった事や、同窓会の事、そして昨日の発作(ウルトラQ)の事を
 詳細に渡って報告する。
 個人的な言葉(擬音とか多々難解な言語を含蓄)で報告をするのだけど
 それをそのままカルテに書いているのを、つい最近知って(爆)
 それだけはやめてくれぇ・・・・と訴えたが、
 今まで蓄積されたデータについては改竄の余地もないので、あとの祭りである。
 無論、今回の診察内容も、あたくしの口から発せられた言葉がそのまんま
 まるでテープ起こしでもしたかのように、記述されているのである。


 これは、こちらにしてみればかなりキツいのである。
 大体無責任に、その時のテンションで話した言葉がそのまま記載されているのだから
 「あの時はこう言っていたが・・・・」
 などと持ち出されても、困ってしまうし、いちいち覚えていられない。
 しかし、これは先方にとってもメリットばかりを孕んでいるとは限らず、
 実際にこのカルテで以って、あたくしのような患者に
 揚げ足を取られてしまうこともしばしばなのである。


 それが明らかになったのは、あたくしの前に診てもらっていた患者が


「先生!! またそんなこと言って、次回に持ち越すんじゃないでしょうね、
あははは!!」


 と、捨てゼリフを吐きながら外来を後にしたことで判明したのである。
 だから、確認の為にあたくしはオーアエ


「先生さぁ、ホントはここで話してる事なんか、10分もすれば全部忘れて、このカルテ見て、2週間前に自分が何を話したか思い出してるんじゃないでしょうね?
さっきの人もそう言いながら帰っていったじゃない( ̄ー ̄)ニヤリッ」



 と、これ見よがしに訊いてやった。
 そしたら、こちらの予想をはるかに上回る返事を寄越すのである。


「え?? さっきの人って?」

「( ̄∇ ̄;) あたしの前に診察してた人ですよっ!!」

「う・・・・誰だっけ? お、思い出せない・・・・。」








それ、
本気で言ってんのか!?
















 自分の記憶力が、思いの他減退している事に焦りを覚えたオーアエ
 診察室を飛び出していって、つい数十分前まで自分が何をしていたのか
 受付に確認に行く始末なのである(爆笑)。
 「俺は寝てたはずだ」とか抜かしながら(爆爆)。
 素でこれをやられると、患者としては、彼の脳細胞がこれ以上荒んでいかぬ事を
 祈るしかない( ̄∇ ̄;) 




「あぁ・・・・はいはい♪ 思い出した、思い出した♪」




 スキップで戻ってこなくてよろしい( ̄^ ̄)。
 よかったね・・・・思い出せて。
 とにかく、狂牛病一歩手前だということは自覚しといた方がいいと思うよ?>オーアエ








「・・・・ってことは、あの人(前の患者)相当、影が薄いってことになるのか??」

「あ・・・・あたしに聞かないでくださいよっっ!」

「うわぁぁぁぁぁっ!!
ウルトラQだぁぁぁっっ!!」


無論、この「ウルトラQ」というのは、
発作の事を話した時にあたくしが使ったタームで
ぐっちゃぐちゃのどろんどろんを指す時に用いるように今回からそうなった(爆)





 更に言うならウルトラQという単語が出てきた時点で、オーアエ

「あんた、一体いくつなのさ(爆)」


 と、年齢詐称疑惑をふっかけられたが、堂々と


「27です( ̄^ ̄)」


 と答えたあたくしの気迫と、カルテの数字に紛う事はなく
 それはそれで一件落着した(爆笑)。





「あ〜ぁ。でも、あたしもきっと、
あの人みたいに数分後には忘れられてるんだろうな・・・・(-。-) ボソッ」


「美人は忘れられない宿命なのさ(ふっ)。」

「最後の『ふっ』の意味がわからん・・・・。」
(心の叫び)

「仕方ないよ。美人って生まれついて妬まれたり僻まれたりするんだからさぁ。」


(全てそこに集約するつもりなんだろうか、この人は・・・・)
(絶対、女性患者は全員、このリップサービスの洗礼を受けているに違いない。)
(本題に戻そう・・・・(-。-) ボソッ)


「やっぱり、あたし、いい子のままで、それをやめられませんでした。
ワルくなるチャンスもあったのに、できなかったし・・・・。」


「ふむ。でもなぁ、あなたが『いい子』じゃなくなったら、
私にとっては『いい子(患者)』になっちゃうわけだから、
それじゃつまらないし、面白くない。」



















( ̄∇ ̄;)






















「悪女になれないあなたは、私にとっては『いい子』じゃないから。
ま、しばらくはこの症状(発作とか)も続くだろうけどねぇ♪」





























稼ごうとするなっ!



















 こっちが、イクサ概念を拭ってから挑んでも、
 結局、彼のペースでこの有様なのである。



 そんなあたくし。
 前々からすごく気になっていた事があったのだ。





「先生、1つ伺ってもいいですか?」

「何でしょう?」

「おいくつなんですか?」

「ぐはっっ!! ノ・・・・ノーコメント。」

「じゃ、何ドシですか?」

「あなたねぇ、それ言ったら大体わかっちゃうでしょうが。」




 ちっ。
 精神科医には、ミズ商売ならではの誘導訊問も効かねぇか(-。-) ボソッ
 っつうか、当たり前か(爆)。



「じゃあ、お若く見えるけどあたしのお父さんと同じくらいかなぁ。」

「お父さん、いくつよ?」

「ふっふっふ♪ ノーコメント♪」

「うぬぬぬぬぬ・・・・・でも、日野夕雅と私がくっついたら、
さぞや世間は大騒ぎになるだろうなぁ。」



(どないな例えやねん、それ。)


「あ♪ でもですね、
あたし、自分より20も年上の人に心底惚れちゃったことがあるんです♪
自分の父親より年下だったらアリなのかなぁ・・・・とか思っちゃったりしました♪」


「ほほぅ♪(カルテにその事を書く)」
























書かんでいい!!
























 年始早々、このようなやりとりを精神科医としてしまって、
 あたくしは暫し反省モード(苦笑)。
 弱音を吐きに行ったのに、何でこうなっちゃうのか、自分でもよくわからない。
 っていうか、診察ペースがかなりオーアエ寄りになっている(爆)。
 今年もこの、すっとぼけたオヤジと、
 半月に1度のペースでやりあうことになるのかと思うと、
 余計な事でぐじぐじと思い悩んでいるのがアホらしくも感じる。


 この他に今日は、オーディションの書類が通った事を報告して、
 如何にして面接を乗り切るか、という相談にも応じてもらった。



「リタリンぶっこんで、書類を書いたんで、
『あたしを買わなきゃ、損するよ』並みの脅し文句書いちゃったんです・・・・。
どうしましょう。」


「いいじゃない♪ 所詮、名古屋の事務所でしょ?」

「そうですね♪ 所詮、名古屋の事務所です(爆)
でも、15分も面接に時間を割いてもらってるんですよ。
何をすればいいんだか、今から不安で不安で・・・・」


「うぉっ! 15分ももらえちゃうわけ? そりゃ、凄いな。」

「でしょ?」

「なに、大丈夫、大丈夫。所詮、名古屋の事務所だもん♪」

「( ̄∇ ̄;) と・・・・当日はまたリタリン飲んで、
ハイテンションでかましてきますわ・・・・。」




 あたくしが間違ってました。
 そもそも、「相談」なんかする相手じゃなかったのだ。
 でも、そのおかげでか、妙にすっきりと晴れやかになった。
 所詮、名古屋の事務所というのが今回のキーワードで、
 全国区を見据えているあたくしには、この所詮、名古屋の事務所というのは
 有効な煽り方で、精神科医としては間違っていないと、後から思った(爆)。


 そんな有効打を出したオーアエ大先生だが、
 やっぱり年が明けても、相変わらずの小心者で(爆)
 この日記の真相がどうしても知りたいらしい。


「どうやったら、見れるの?」


 と、訊いてくるあたり、今年の正月にパソでも買ったか?と思わせたが、
 そこはそれ、前の患者がヤツに「次回持ち越し」を言い渡したように
 きっちりと「次回持ち越し」でつき返した。

































勝ったね
































 元旦に縁起を担いだのが幸いしたか、初戦も白星。
 リタリンも、まだ30錠ほど残っているので、しばらく要らないと
 つき返したほどの勢いで、帰ってきた。
 嗚呼。気持ちがいい(爆)。


 次の時には、年賀状に使ったあのハガキを持参して
 これがアドレスだ( ̄^ ̄)と提示してやることまで思いついて。


 病院に行く前まではあんなに弱気だったアサミンジャー
 きっちりと精神神経科の診察と処方箋をモノにして、今やエネルギーの補充状態も万全。
 怖いモノなんかないわっ♪
 過去も未来も、まとめてやっつけてやる。
 この手でな・・・・(ふっ)<意味不明な「ふっ」が結構気に入ってしまった(爆)。



あさみ


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あなたの毎日にずぅむいん・・・・

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