うむ。
仮面ライダーアギト、遂に最終回。
どんな終焉を迎えてくれるかと、かなり楽しみではあったが、
結局、アンノウンと闘っていた、アギトこと津上翔一
(本名は別にあると物語中に判明した上、「津上翔一」と名乗る人物が別に実在していた)
ギルスこと葦原涼、
G3−Xの装着員・氷川誠の3人は、死ななかったし、
ある意味平和的な結末。
そう。丁度、新世紀エヴァンゲリオンの最終回を見た時と同じくらいの
拍子抜け加減(爆)。
世界観が庵野氏ととても似ていて、ある意味で、物語としては
既成概念からある程度の予測ができた。
エヴァの時は、何せ庵野氏の構築した世界観を誰も理解するに至らなかったので、
かなり衝撃的だったけど、
耐性がついたのか、それとも、番組自体が子供向けだからなのか、
それほど期待を裏切らない終わり方ではあった(爆)。
主人公の3人は死ななかったけれど、この番組、
その他大勢、ゴロゴロ死んでいった。
唯一、アンノウンと闘っていた中ではアナザーアギトこと、
木野薫が死んでいったが、彼の死は安らか。
それに比べて、その他大勢はかなり奇妙な死に方をしていった。
昨今、CGがTV番組内でも美しく効果的に使えるようになったけれど、
この番組は、その一般市民の死に際し、CGをこれでもかっ!!と多用(爆)。
あるときは液状化し、あるときは石化し、あるときは風化し、
そりゃあもう、死に方もバラエティーに富んでいるのである。
いくら奇妙さを演出したいからといって
この描写はいかがなモノ??
もし自分に子供がいたら、あまり見せたくないかもしれない( ̄∇ ̄;)
自分は夢中になるけど( ̄∇ ̄;)
(カッコいい役者さんがいっぱい出てるんですもの♪)
子供がいないあたくしですら、この有様。
世の若きお母様方は、子供以上にアギトたちに夢中・・・・なんていうのも、
どっかで聞いた(笑)。
「あたしは、断然、翔一くんよ♪」
「あら、氷川くんの方がカッコいいわよっ♪」
「何言ってるの。ギルスの葦原くん、可愛いじゃない♪」
「可愛さでいったら翔一くんよ♪」
「一番、身長が高くて男前なのは、氷川くんよ♪」
「演技派なのに、葦原くんったら眼がカワイイ♪」
・・・・・・以下エンドレス・・・・・・
こんな子供番組、イヤだ(爆)。
いいですか。
レベル的には、
じゃじゃ丸とぴっころとぽろり、
どれが一番かわいいか・・・・と大差ないですから( ̄∇ ̄;) <にこにこぷん
いいオトコというのは、番組のジャンルにかかわらず、
必ず女性のハートを射止めるものなのね♪ と、妙に納得してしまった。
また、こう、いい具合に三者三様というか、
全く違ったタイプの殿方が並んでいるものだから、
昔、ジャニーズ系アイドルにハマっていたと思われるお母様方に対して、
この番組はかなり貢献していると思います。
少年隊とかたのきんトリオとかの中で
「誰々がいい♪」
とのたまっていた人たちが、今はアギトだギルスだ言っているだけですから(笑)。
平和的だと思うのは、
あれだけ薄幸そうだった葦原涼ことギルスも結局生き残ってるし、
G3−Xの装着員をやめてしまった氷川誠も、別の課でちゃんと働いているし、
とにかく、そういうファンのお母様方の期待を
決して裏切らない結末を選んでいたということだ。
あたくし的には、「謎の青年」役をやっていた羽尾レイくんがとてもよろしくて
本物の「津上翔一」で・・・・まぁ、便宜上「沢木哲也(?)」になっている
小川敦史さんもかなりイケてた。
あの3人衆より、よっぽどいい。
でもこの2人、最終的には存在を抹殺されました( ̄∇ ̄;)
あたくしのお気に入りの人って、こういう扱いなのね(トホホ)ってな具合よ。
どうせ嗜好が万人とズレてますわよ。
でも、こう・・・・存在を追われる人にぐぐぐっと惹かれる気持ち、あるでしょ?
あ・・・・この物語の中で、この人って、完全に最終回までに死んでるわ・・・・
って、途中で気づくと、結構のめりこんでしまうタイプみたい、あたくしって(爆)。
アナザーアギトが死ぬ直前も、ぐぐぐっときてたし・・・・(笑)。
で、個人的に総括しますと、
あの終わり方なら
アギト、死なせといた方が美しくない?
物語として。
ってな具合かな。
「鉄腕アトム」のエンディング、思い出せる人は思い出してください。
あんな感じでいて、生き残ってるんだから、感動、薄い(苦笑)。
それにしても、毎回ヤバいくらいに一般市民がゴロゴロ死んでいるのに、
最終回のあの平和さって・・・・。
ちょっとツッコみたい気分でした。
その点、スーパー戦隊シリーズは虐殺シーンがあんまりなくて
そのへんが、虚構としてうまぁく成立しているから、子供には見せたい。
勧善懲悪を教えるのに「水戸黄門」では退屈するだろうから(爆)。
そんなあたくし。
ちゃんと仮面ライダーアギトの登場人物の中に「超お気に入り」の人がいます。
お気に入りでも、この人は死にませんでした(笑)。